APOLLO CAPよ、永遠なれ!
中津の音楽仲間に「APOLLO CAP」(アポロキャップ)という、ありそうで他ではなかなか見ることの出来ない風体のフォークデュオがある。
そのコンセプトは、「伊勢正三」と「風」をこよなく愛し、限りなくトリビュートすること!
「風」とは、1975年から4年間という短期間に、それこそ絶大な人気を誇った。
大分が誇る「かぐや姫」解散後の「伊勢正三」と、フォークグループ「猫」解散後の「大久保一久」によるグループ。
結成当初こそ、今までのフォークグループとしての音楽性を表現していたが‥‥。
その後ジャンルを飛び越え、ロックのテイストを取り入れつつ、ジャパニーズAORの扉を開けたバンドとも言える。
当時、武道館を満席にしたのは「かぐや姫」と「風」と「矢沢永吉」だけだったというから、その人気の凄さが伺えるというもの。
その「風」旋風の吹き荒れる中、中学時代を共に過ごした、先輩後輩の間柄の「ハッセさん」と「リキちゃん」。
坊主頭の恥ずかしさ故に、アポロ飛行士がかぶっていたことで知られていた「アポロキャップ」を目深にかぶった当時の二人は、アコギ2本によるグループ「アポロキャップ」を結成。
「中津フォーク村」や「宇佐缶けり仲間」に参加しつつ、高校時代までを音楽と共に過ごした。
ちなみに、我らが「KULO」のリーダー「クロさん」とも同じ中学の同級生であったことは、今考えれば、その後の人生を左右する伏線でもあったろう。
さて、その後リキちゃんはロックの世界へ。
ジャパニーズポップ・フュージョン等を演奏する「ベーシスト」として音楽活動を続け、現在に到る。
ハッセさんは演奏活動を休止、音楽を「聴く側」としての人生を歩むことになるのだ。
僕がリキちゃんと出会ったのは、2008年6月に行われた「豊前音楽祭」でのこと。
「KULO」の一員として出演したコンサートであった。
リキちゃんは出演こそしなかったのだが、確かフロアでクロさんとなはしていて、リキちゃんから「はじめまして」って僕に話しかけてくれたのだ。
アルフィーの坂崎幸之助に似てる!というのが第一印象だった。
カッコイイ男だったよ。
ちょうど同い年と言う話になってたのを憶えているが、アコギとロックのジャンルの違いから、その後なかなか接点がないままだった。
一方、ハッセさんはクロさんの同級生でもあり、「KULO」や僕のライブに度々来てくれることになった。
そのうち、ゆかりさんというパートナーとも出会い、クロさんのお寺の門徒という縁も紡ぐことになった。
ある日、クロさんのNOAS-FM番組「縁もゆかりもミュージック」に出演することになったハッセさん。
番組内の演奏コーナーのため、自宅の押し入れから引っ張り出した埃をかぶった古いアコースティックギター。
それは70年代初頭に、あの「井上陽水」がメインギターとして使用していたものと同じ、今でも人気のある名器「S.Yairi YD-304」であった。
(井上陽水は初期のアルバム「断絶、センチメンタル、もどり道、氷の世界」で使用していた)
そのギターを、30年も前に張った弦のまま、FMラジオで演奏してしまったというとんでもない武勇伝を残したものである。
一方同年、ベーシストとしての道を歩き続けていた「リキちゃん」は‥‥。
ビリケンクラブで行われた、中津フォーク村の同窓会ライブに出演した際に、先輩から依頼されて、リードギターを担当することになったのだ。
否応なしにアコギを弾かざるを得なくなったこの出来事こそが、彼に「アコギ道」を目覚めさせるきっかけになったのである。
そしてついに、このコンサートにおいて、数十年前にアポロキャップだった二人が同じステージに立つことになったのだ。
ハッセさんとリキちゃんが、音の世界で再び巡り会った瞬間だった。
なんとなんと不思議な縁であろうか。
僕はこの素敵な話を聞き、感動したものだ。
そして、せっかく繋がった縁がまた二つに分かれるのは忍びない。
何かバックアップできないかとライブを企画していくのである。
そして音楽仲間たちは皆、このことを分かっているが故に「APOLLO CAP」を今応援しているのである。
その後の二人の活躍は、このブログでも紹介しているとおりで、目覚ましい物がある。
元々ベーシストのリキちゃんは、新たにリードギターのテクニックを磨き続けている。
そして、「伊勢正三」という人物像を掘り下げ、演奏スタイルやルックスをも追求しつづけているのだ。
ついには、「似勢正三(にせしょうぞう)」なる、この世に二つと無いキャラクターを生み出したのだった。
一方、ハッセさんは再びヴォーカルと演奏を練習している。
その風体から、今をときめくスギちゃんから、「似スギちゃん」という名を(勝手に)襲名。
栓をしたままのコーラを片手に、子供たちからも人気を集め、その比類無きパフォーマンスを発揮している。
僕が「APOLLO CAP」のライブコンセプトで特に共感するのは‥‥、
「如何にお客を楽しませるか!客と一体となったライブとは何ぞや!」がライブの中で感じられること。
ここにライブの本当の楽しさがあり、ライブの本質がある。
思えば、昨年末の真玉・友遊悠でのクリスマスライブでのこと。
リキちゃんの口から「解散宣言」が飛び出した時は、さすがに度肝を抜かれた。
それは、2012から2013へと名前が変わったに過ぎなかったが、私にはこのAPOLLO CAPの生き方が、彼らの示す音楽人生の姿ではないかと捉えている。
時代を超え、紆余曲折を越え、二人の歩みが再び重なる。
音楽がその縁を紡いだのだ。
きっとこの姿勢に共感し、何かを感じる者も少なくなかろう。
なんて愛すべき男達であろうか。
彼らを見ていると、「友情の確かさ」を教えられる気がする。
「音楽よ、友情よ、永遠なれ!」
そして、「APOLLO CAPよ、永遠なれ!」
ここからは、彼らのライブレポートである。

今年2月の始めに「APOLLO CAP 怒濤の3連戦」と称したライブを演じた彼ら。
まずは、本耶馬渓の喫茶店「音猫」での、「三毛猫ライブ」。
我らが「APOLLO CAP 2013」が、なんとトリで出演した♪
冬期のため「似スギちゃん」が見られなかったのは残念だが、彼らの演奏は素敵だった。
続いて、友遊悠ライブでのひとコマ。
宗さんが揃えた友遊悠のシステムは音が良い!
はっちゃんは、今回のAPOLLO CAPの演奏時に音場空間を演出するお手伝いをした。
気持ちよく演奏してもらえるか否かは、音響マンの腕だ。
結果的に連携が功を奏したのか、「APOLLO CAP」はのびのびと演奏してくれた。
さて、次のAPOLLO CAPライブは「5月26日 本耶馬渓・音猫」で。
そして、「6月8日 真玉・友遊悠」のライブが待っている。
詳細はまたこのページでお知らせしよう(^0^)b
もし、あなたがどこかで、噂の「APOLLO CAP」に出会ったら‥‥。
と、黄色い声で応援してあげて欲しい。
きっと彼らは応えてくれるはずだ。
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コメント
いや~なんともこそばゆいブログをアゲて頂いて有難う御座います!
ゼネラルマネージャーのはっちゃんがいなければ今の「APOLLO CAP 2013」も「似勢正三」も「似スギちゃん」も生まれては無かったですよ~!
でも参ったな~、6月解散って言いづらくなっちゃったな~
な~んて、これからも御贔屓に!何卒。
投稿: 似勢正三 | 2013年3月19日 (火) 19時30分