光の詩はっちゃんラストライブ♪
9月29日(土)は、別府十文字原展望台の喫茶店「光の詩」(ひかりのうた)でのはっちゃん企画ライブの日。
沖縄に被害をもたらした台風17号が、九州南方海上を北東に進んでいた。
その余波で前線が刺激され、大分の空は今にも泣きそうだった。
安心院(あじむ)の丘陵を抜け、ワインディングロードを車は上っていく。
と、いくつかのテレビ「電波塔」が見えてくる。
左に鋭角に折れて「十文字原(じゅうもんじばる)電波塔」の敷地に入る。
ここは、別府市内を見下ろす「展望台」になっている。「光の詩」は10m程、なだらかな坂を下った崖っぷちの場所にある。
眼下には、国東半島から高崎山にかけて弓なりに連なった別府湾。白く立ち上る湯けむり、キラキラと光る豊後水道を見下ろしていると、疲れも吹っ飛ぶ。
夜になると、ここはまた恋人たちにとって特別な場所になる。
光の詩HP:
http://www.popnroll.com/hikarinouta/
到着したのは16時、まだ明るい。「光の詩」の脇まで、なだらかな坂を後ろ向きに車を下げて行く。
準備に俺一人しか居ないので、PA機材を下ろすためにやむなくやっていることだ。
店内に入ると、やはりまだ誰も来ていない。今日はハッセさんが「井ノ上雅人」くんを中津駅まで迎えに行ってくれているはず。
ママとその娘さんに御挨拶♪
さあて、運び込むか!
機材を下ろしていると、そこに今日の出演者の赤嶺よう子ちゃん登場♪
光の詩には、PAは備え付けられてはいるが、いつも自前PAを持ち込んでいる。
音質面が大きな理由だが、操作にも慣れた機材が良い。
しかし、準備には慣れてはいるものの、やはり一人では結構きつい。よう子ちゃんも手伝ってはくれるが、そう簡単に分かるしろものじゃない。
荷物だけ下ろしたところで、ママが「黒豆茶」を振る舞ってくれて、ほっと一息ブレイクタイム♪
さあ、準備再開!
店の中央にグランドピアノが鎮座ましましている「光の詩」。
正直な、ピアノが邪魔で、客から顔が見え難いことが難点。
せっかくだから、よう子ちゃん、今日はピアノ弾いてもらえないかなあ。
彼女は元々ピアノ弾きなのだ。
「全然弾いてないから無理!」って言うよう子ちゃんに、それでも無理矢理お願いした。
必死に練習してる‥‥ごめんね、突然(^▽^;
そこにのんちゃん登場!
いつものように人一倍早い到着の、のんちゃん(^-^)v
アルバイト店員の「溝口」くんは、クラシックギターの名手だ。
はっちゃんの相棒「日高ギター HOLS」を珍しそうに見ている。
話に寄ると、彼は日高さん作のクラシックギターを本人から預かっているらしい。
ということで、よう子ちゃんのクラシックギター弦を溝口君に張り替えてもらってる。
来週の夢色音楽祭で使うらしく、じつは今日張り替えてあげる約束になっていた。
しかしこのようにドタバタしてるし、溝口くんに任せる方が安心だ。
そして、よう子ちゃんにリハしてもらい、何とか18時頃には準備が出来た。
そこへ、井ノ上君を乗せてきてくれたハッセさんとわんちゃん到着(^-^)v
今日は難しいって言ってたわんちゃん、都合を付けてきてくれたようだ。
ハッセさんたちだって大変な状況の中、色々と骨を折ってくれた。
みんな本当に有り難う!
井ノ上君にも歌ってもらってリハ終了。
いつもギリギリまで準備してるのだが、今日は問題も出ずに早めに準備完了。
今のうちに夕食を戴こう。
はっちゃんが選択したのは、「オムひかりライス」。
ハート型のライスにハート型のオムレツ、そしてハート型のケチャップ。
トマトベースのなかなか洒落たハヤシライスだ。
その後、客の入りを見ながら、いよいよ19時15分スタート!
本当はわんちゃんにOAをしてもらうつもりだったが、思った以上に一般客が入場した。
ここはメインの3バンドだけで、しっかりやろうということになった。
トップバッターは「井ノ上雅人」。観るたびに成長している彼だが、やはりそこはまだまだ若い。
甘い部分はたくさんある。
会うたびに、一つずつ宿題を与え、次には修正してくる彼。
例えば、最初に会ったときに「声の線が細い」ことを告げた。
余程意識して練習しているに違いない、今はその印象は消えつつある。
先日はマイクの使い方について告げたが、既に修正の跡が見える。
いつも素直に受け止めてるその謙虚さが彼の強みだろう。
井ノ上雅人動画:
http://www.youtube.com/watch?v=1_ZazdEwgT0
それにしても、様々なカバーのレパートリーを持つ彼。
その多くは70年~80年に掛けてのナンバー、俺たちが若い頃に接していたナンバーを彼は得意としている。
そもそも19才の彼がリアルタイムに聴いたはずは無いのに不思議である。
さて客層を見てか、今回は「コブクロ」も持って来た。
会場は彼の歌に酔いしれた。
さて、2番手は「赤嶺ようこ」。
じつは、歯医者さん。手先も器用だし、芸術的センスを持っている彼女にはピッタリな職業である。
しかし、細かい作業に終日集中力を切らすことが出来ないため、辛労を重ねているようだ。
それでも大好きな音楽が支えているわけで、くたくたになりながらも、いつも来てくれてる。
赤嶺ようこ動画:
http://www.youtube.com/watch?v=xCjiNDniWFM
軽快なリズムの曲から、しっとり感たっぷりの曲まで多彩にこなす。そして、何と言ってもその独特な澄んだ声は、会場を魅了する力を持っている。
いくら大変な仕事であっても、ずっと音楽を続けて欲しいと思うのである。
オリジナルの「親知らず」では、キメのポーズもちゃんと決まりました(^0^)b
今日も、赤嶺ようこの真骨頂である「ラビン・ユー」をフロア一杯に届けてくれた。
ハッセさんも大満足に違いない。
そしてトリは「はっちゃん」!はっちゃんが演奏の準備をしてくれてる間に、ようこちゃんがオリジナルのピアノ曲を披露。
ピアノコンクールの九州大会に行った程の腕前。
なかなかのものだ!
しかし、付け焼き刃では無く、次回はきちんとした形でお届け出来るように準備したいね。
いつか「咲く・La・さくら」のイントロをピアノで入ってもらいたいな。
さて今日は、そのまま「咲く・La・さくら」のサポートに入ってもらう。
ようこちゃんの甘い歌声がコーラスとして入るとまた良いんだよね!
【はっちゃん・セットリスト】
1.咲く・La・さくら
2. FLY AWAY
3. 秋桜
4. グランマ
5. あなたにありがとう
6. 大阪恋唄 (with 井ノ上雅人)7. 始める事で何かが始まる
はっちゃん動画:http://www.youtube.com/watch?v=6vJTXsuresI
突然の井ノ上君とのコラボ「大阪恋唄」は特に楽しかった♪
井ノ上君が頑張ってるから、俺も負けては居られない。
ようこちゃんによると、いつもよりも「力が入ってた」らしい。
そして、最後は「始める事で何かが始まる」♪
ようこちゃんもわんちゃんもステージに出て一緒に歌い、お客様も手拍子でノリノリ!
良い締めくくりが出来た\(^o^)/
遠くから来てくれた人たちも、みんな喜んでくれて嬉しかったなあ(^0^)b
会場を周り、来て下さったお客様にお礼を言った。
さあ、撤収だ!
「途中から入って下さった人たちに、雅人の歌を聴かせてやりたい」とハッセさん。
生演奏タイムが始まった。
井ノ上雅人ライブ後生弾き語り:
http://www.youtube.com/watch?v=6ijlCFxBZe0
「コブクロ」「スターダストレビュー」「尾崎豊」等々‥‥。
ラストに、片付けの一段落したはっちゃんのリクエストで、二人で「ここにしか咲かない花」をやることに。
ぶっつけだったけど、受けた(^▽^;
今度はちゃんと二人で練習やろうな。
こうしてライブは無事終了。
じつは「光の詩」は、今年一杯で閉店になる。
震災の影響や地震対策への備えとして、耐震構造では無いこの公共建築への風当たりが強くなったに違いない。
耐震構造へ強化するには相当の金額が必要であろうから、予算の関係で取り壊されることになったらしい。
ここで行った過去5回のライブを振り返る。
色んな事が思い出され、これで最後かと思うと余計に感慨深い。
ママさんを労って、井ノ上雅人を乗せ、「光の詩」を後にした。
これから彼の実家「豊後高田市」を経由して、中津へと帰るのだ。途中、今日の反省や色んな音楽の話をしながら、彼にはまた一つ宿題も出した。
楽しい時間は矢のように過ぎ行く。
夜の闇を走る車中でも、仲間と語り合う時間はまた格別である。
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コメント
はっちゃん お疲れ様でしたぁぁぁ♪
私も 「光の詩」でのライブが これで最後かと思うと
感慨深いものがありましたぁ。
ここは ロケーションもさることながら、スタッフのみなさんも とても良い人ばかりで
お料理も美味しかったですものねぇ
どこかに 「光の詩」が復活して、またみんなが集まれる場所が出来ると良いですね^^
ライブは 今回お友達が2人来てくれて、はっちゃんや みなさんの歌に魅了されたようですぅ♪
先輩に 私の大好きな みなさんを ご紹介出来て とっても嬉しかったですo(*^-^*)o
これからも 素敵な歌声で、音楽の秋を満喫させてくださいね~o(*^-^*)o
投稿: のんちゃん | 2012年10月13日 (土) 07時43分
おつかれさまですた〜☆
ああ、行きたかったなあ。。
読んでたら、 行けなかった自分がますます残念に、、(笑)
今回、仕事は入ってなかったのに、家の事情でどうしても都合がつかずにあきらめました。
こどもが自立するまでは仕方ないんだろにゃ〜。。
のんちゃんの言うように、「光の詩」の復活はゼヒとも願いたいっすよね。
オレ、一度もうたったことないし☆ヽ(´▽`)/
投稿: KO☆ | 2012年10月18日 (木) 10時58分