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2012年4月

2012年4月20日 (金)

NEWふるたギター完成~(^-^)v

Furuta02_3本日、14本目のNEWふるたギター「Leafα CW-SR」が完成した。

P1080511_2昨年11月から製作開始したので、完成まで5ヶ月間を要し、これまで330時間以上掛かったことになる。

このギターは、次回の福岡で開催されるギターフェアへの出品を目指して製作された物。
それだけに、これまで以上に慎重に丁寧に作ってきたのだ。
 
思えば、今から5年前の2007年のこと。
2懇意にしている楽器店「プレイヤー楽器」の山ちゃんから電話があった。
 
12_2「中津でギターを作っている人が、今そのギターを持って来ている!」とのこと。
急ぎ駆けつけたはっちゃんは、何とも奇妙なギターを目の当たりにする。
それはギターの格好はしているが、到底製品には出来そうにないような出来映えのギターであった。
 
しかし、自ら一念発起し、誰にも教わらずに試行錯誤を繰り返しながら作り続けるふるたさん。
Img_1189_2その熱意と努力と確かな技術に敬意を表し、ことある毎に共に考え、共に作り上げてきたギターが「Leaf」である。
 
ふるたさんは、A級ライセンスの持ち主でレーシングチームを作っていたという車好き。
Image2元々機械設計の技術者であり、木工を趣味としていた。
 
よって、ギター製作やリペアのための治具は、殆ど自分で設計して作ってしまうと言うすごさ!
(その方がめちゃくちゃ安いらしい(^▽^;)

そんな根っからの職人が計算を根拠に設計し、1台1台作る毎にその精度と技術を向上させ、磨きをかけてきたのだ。

Furuta_6そのギターに、はっちゃんはプレイヤー視点の「音」と「弾きやすさ」と「デザイン」のエッセンスを盛り込んできた。
 
今回の「Leafα CW-SR」にも、そんな「ふるた工房」の独自のアイデアと技術がふんだんに投入されている。
Img_1175_2それをこれから順に御紹介しよう(^0^)b
 
独自技術その1:※特許出願中(特願2011-209834)
「knee slope」(ニー・スロープ)=「ひざ傾斜」のサイド形状。
通常ギターのくびれ部分は、ボディ面に対して垂直であるため、ギターを膝に置いたとき、隅の一点のみでひざに当たり、ギターを支える。
 
14最新のふるたギターでは、ひざに当たる角度に合わせてくびれ部を斜めに設定し、更にえぐり込んでいる。
つまり三次元的(3D)に、スロープを形成している。
 
P1060739特に大きめサイズのギターの場合は、ボディの横幅が大きいのでヒジ部分が持ち上がる。
これの回避のためには、くびれを大きくすると良い。
ところが、この三次元工法によりギターの高さが下がる。
結果ヒジ高さを下げられ、肩の疲れの少ない、楽な姿勢での演奏が可能になる。
 
さらに、ギター下側面の多くの面積がひざにフィットし、非常に安定してギターを抱えることが出来るのだ。
 
P1070110独自技術その2:
それは、今回考案した「hooking bridge」(フッキング・ブリッジ)=「引っ掛けブリッジ」である。 
 
P1080524オベーションのようなスルーブリッジや、ピンレスブリッジは、弦振動をボディに伝えやすいという利点がある。
しかし、ピックアップ電池の取り替えなどの際、一時的に弦を取り外したいときにはとても面倒。
それは、糸巻き部分から弦を抜き取らなければならないからだ。
 
そこで、弦のボール部分のみをブリッジ内部に引っ掛けるだけの取付方法を、新規考案したふるたさん。
 
P1080523それも、ブリッジ上下の切り欠き形状と、弦の挿入角度のみで規定するという、シンプルかつ実用的な方式だからすごい!
この構造は、彼が実験を繰り返して割り出したもの。
 
ここでは詳しくは述べないが、一度引っ掛けて弦に張力を掛けると決して外れず、張力を緩めて外そうとすると、容易に外すことが出来るという画期的な弦留めシステムなのだ。
 
Img_1177_2「フッキング・ブリッジ」の開発にははっちゃんも関わり、ボディ内部のボールの当たる部分にははっちゃん考案の象牙プレートを仕込むことで、弦振動を確実にボディへと伝える工夫もなされている。
これにより、高価な象牙ピンに換えたときのような瑞々しい音が実現されるはず。
またスルーブリッジは、ボディ表面への接着で支えられているためブリッジ剥がれの恐れがある。
 
しかし、このフッキングブリッジは、ボディ内部のブリッジプレート及び象牙プレートで支えられているため、ブリッジが剥がれるという心配がない。
これは、ギターの管理の問題も含めて誠に都合が良い。
 
独自工夫:
P1060747_2「hybrid neck」(ハイブリッド・ネック)=「複合ネック」である。
 
はっちゃんの要望で、弾き語り向けにナット幅43mm、ネック厚21.5mmの若干厚めのややVシェイプを採用して欲しかった。
P1080510しかし、フィンガーピッキングを弾くふるたさんは、どうしてもミドルフレット部に広めの指板が欲しい。
 
そこで、2人の希望を複合した「ハイブリッド・ネック」を考案。
つまり、ローフレット域は弾き語り向け、そこから段々広くすることでミドルフレット以降はフィンガーピッキング向けに設定した。
弦を張って弾いてみると、これがなかなか具合が良い。
 
もちろん、ネック仕上げの際はふるた工房さんに通って、とことん詰めたはっちゃん。
握りには、はっちゃんの並々ならぬこだわりが込められているのだ。
結果的に、今までのふるたギター中、最高のシェイプを実現したと自負している。
 
P1070855インレイワーク:
P1080520・今回のモデルは、口輪のアバロンインレイを指板にまで連続的に反映させた。

そのため、19フレット仕様になったが、余程のことがない限りそれ以上必要になることはないだろうとの判断だ。

この部分のインレイワークはなかなか素晴らしいぞ!
 
・指板に象牙とアワビ貝による連続的な「リーフインレイ」を施す。
ヘッドトップのリーフから、3、7、12フレットのリーフ、口輪のリーフまで「連続的な流れ」を感じさせるデザインとした。
 
Img_1179厚い表板:
Img_1195_2ふるたギターでは通常、湿気に対する保護と材の強度UPのため、サウンドホール内にも塗装が施されている。
この塗装厚も含めると今回はなんと「3.4mm」にもなった表板の厚み。
この厚みはフィンガーピッキング用としてはあり得ないが、今回あえて採用した。
これだけ厚いと長年の使用にも耐えうるであろうし、年月を経たときの鳴りがまた楽しみである。
 
ブレーシング:
純粋なストレートブレーシングではないが、若干スキャロップした程度に留めている。
これは表板の強度UPのためと、タイトな音を目指した事によるもの。
 
ボディのアール(ドーム)形状:
P1080514「Leaf」のボディ厚のエッジ部は「OOO」程度の薄めボディだから抱えやすい。
P1040376これに対して表裏のアールにより内部容積を稼ぐことで、しっかりと厚みのある「鳴り」を目指している。 
特に裏板の大きなアールはふるたギターの特徴だが、表板にも適度なアールが施され、ボディ強度は申し分ない。

塗装:
下塗り、中塗り、仕上げ塗りの3種類の塗装が施されている。

今回は今までにも増して下塗りが丁寧に施され、道管支管が綺麗に処理されているようだ。
P1040382にもかかわらず、トップ表面の塗装厚はわずか「100ミクロン程度とのこと。お見事!
 
ピッチ:
P1040368異常に正確なピッチはふるたギターの真骨頂だ!
例えば、7フレットにカポを装着しても、チューナーの針で確認するとドンピシャ!
一切ピッチが狂わないギターって、気持ち悪いくらい気持ちが良いぞ(o^―^o)♪
驚くほどピッチが正確な理由は、2種類のフレット位置の計算方式を融合し、ふるたさんが偶然見つけたもの。
これは企業秘密だ。
 
Img_1178ボルトオンネックとディープジョイント:
P1070108_2ふるたギターではおなじみの、ボディに深く差し込まれたディープジョイント構造でボディとの接合は完璧だ!
そして、取付は2つのボルトによるボルトオンネックで容易なメンテナンスを実現した。
 
その他、書ききれないほどの工夫が、14本目のふるたギター「Leafα
CW-SR 」には施されている。
 
もちろん、ふるたさんの魂が込められていることは、言うまでもないだろう。

Leaf0207_2_2_2使用材:

Img_1182使用する木材は出来る限り地元産にこだわっている。
 
はっちゃんの「Leaf3-CW 8chan special」では、サイドバックに「イチイガシ」。
ネックに「ヤマザクラ」を使用した。
これらは中津市産の材をふるたさんが長年寝かせていた物だ。
 
そして今回のギターのネックには「ムクノキ」が使用されている。
こちらは、近所の人から「邪魔になったので切って欲しい」と依頼されたふるたさんが、そのムクノキを譲ってもらった物。
Leaf0216あれから10年程寝かされて、ギターのネックになった。
P1060748ふるたさんによると、ムクノキの比重と材の特性は「マホガニー」に酷似しているという。
マホガニー材の価格が高騰する中、地元材をふんだんに使用できるのは有り難い。
 
ふるたギター製作関連記事:
http://acoraku.way-nifty.com/blog/cat22115322/index.html
 
弦髙は、12フレット上で6弦側2.4mm、1弦側1.9mm程。
P1080509サドル高さも4mm~5mmは確保されて、テンションもちょうど良い。
 
P1060750本日現在はまだネックの接着が行われていないが、問題が出なければ近々接着され、最終的に完成する予定。
 
ここまでハードウエアについて述べてきたが、実際「ギターの命は音」である。
もちろん、音を追求するためには、材料の選定や、加工精度、組み付け精度の高さ、そして音に対する「飽くなき探求心」が必要だ。
 
P1060743今回の「Leaf」では、すぐに鳴り始めることは求めなかった。
本来のボディ鳴りを始めるには最低1年は掛かるだろうし、経年による変化を楽しむのも一興だ。
P1080498_2とはいえ、この状態でも鳴ってるし、「鳴りすぎ」と評価する人も中に居るかも知れないのだ。
これは好みの問題だし、そう言った意味ではちょうど良い案配かも知れない。

例えるならば「Martin D-28」のドンシャリ感を若干押さえ、バランスを取った感じと表現したら良いだろうか。
多すぎない倍音で、どちらかというとタイトな感じなのだ。
P1080500でもこれが乾いてくると、きっと適度な倍音を奏で始めるに違いない。
 
P1080516フィンガー向けには、短音がとても綺麗に紡ぎ出されるし、ハイフレットでの演奏製もバツグン。
何と言ってもこの弦髙の低さでもびびらない。
フレット打ち後のすりあわせをしていないというから、指板精度の高さを物語っている。
 
前回の13本目「Leafα」から、如何に見えない部分の精度が上がったか、美しさは見えない部分に潜んでいるのだ。
P1080525音量は十分に大きく、レスポンスも良い。
まだまだ羊の皮を被ったオオカミ。
P1080497これが1年後、10年後にはどんな楽器に成長するのか、今からとても楽しみである!
 
と、ここまで紹介してきた「ふるたギター」は、塾の先生が趣味で作っているギターだから販売をしていない。
御本人に売る気が無いから、もちろん定価も売価も無い。
「値段は?」とよく尋ねられるし、「欲しい」と仰る方もいらっしゃるが、申し訳ないが御了承戴きたい(^0^)b
 
さてここで、ライブ情報をお知らせしよう(^-^)v
4月21日(土)は、福岡県福津市「よっちゃん祭」で「KULO」の演奏が予定されている。 
Furutatop02ただ残念ながら、心配していた前線の影響が雨と風をもたらしそうな雲行きである。
(降水確率は現在60%、1mmの小雨、風速5m
 
屋外でのライブなので、テント下での演奏になるのであろうか。
いく分風もあるようなので、一時的であってもどうか止んで欲しいと願っている。
 
今回限りは、晴れ男はっちゃんの念力は効かないのかなあ(;´▽`A``
それとも、メガトン級の雨男・雨女が存在するのか‥‥。
 
しかし我々としては、どんな状況下でも精一杯演奏します!
是非風邪を引かないような格好で、暖かくしてお越し下さい。
 
今回は、D-45の持ちだしは止めとこうかな(;^_^A アセアセ…
2012年4月21日(土)  KULO in よっちゃん祭 (津屋崎千軒・福津市)

Yocchan014月21(土)~22日(日)に福岡県福津市で毎年行われる、津屋崎千軒地域の町おこしのお祭り「よっちゃん祭」。
昨年の津屋崎でのワンマンライブを企画してくれた大江さんから声が掛かり、21日(土)のステージのトリで「KULO」が出演することになりました♪


よっちゃん祭の開催場所は、歴史深い「津屋崎千軒周辺」です。
我らが「KULO」が出演するのは、津屋崎漁港「おさかなセンター うみがめ」横の特設ステージ。
更にこのステージでは、おなじみの下記バンドも出演予定だそうです♪

津屋崎漁港ステージプログラム(4月21日):
10:50 NORTH 31
14:50 大江さんのユニット
15:10 あくび
19:20~20:00 KULO (トリ)

Image2_2よっちゃん祭イベントMAP↓(※読み込みに若干時間が掛かります)
http://www.coara.or.jp/~nex/TEMP/yocchan-sai.pdf

Yocchan02よっちゃん祭では、その他にヨット試乗体験や、馬車でめぐる津屋崎散策、絵画・版画・写真等の美術展、藍の家周辺では藍染め・草木染展が、波折宮周辺では手作り市など多彩なイベントが開催されます。

是非「よっちゃん祭」に「よっちゃんさい!」‥‥寄って下さい(^0^)b

よっちゃん祭日程:
4月21日(土) 10:00~20:00
4月22日(日) 10:00~16:00
Yocchan03場所:津屋崎千軒(福岡県福津市津屋崎3-17-3 町おこしセンターなごみ周辺)

ライブ会場でお待ちしています\(^o^)/

☆ここでお知らせ☆8channow01
はっちゃん公式ホームページ「はっちゃんナウ!」は、はっちゃんの最新情報満載!

例えば、「SCHEDULE」タブをクリックすると、はっちゃん関連のスケジュールを随時更新してますし、「DIARY」はネットライブの結果を書いてます。
その他、音源、動画、ミクシィ、はっちゃんプロフィール、バンドプロフィール、グッズ、掲示板、ライブ告知メール配信設定等々‥‥いろんな情報をまとめています。

はっちゃん関連の情報を知るには、是非「はっちゃんナウ!」をチェックしてみて下さい↓

はっちゃんナウ!
http://8chan.desu.jp/

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2012年4月14日 (土)

山本潤子ライブ in コアやまくに♪※追加動画有り※

Img_22953月31日(土)、この日は中津市山国町「コアやまくに」のホールで行われた、元ハイファイセット「山本潤子」さんのライブ。
我らが「KULO」が、第1部のアマチュアコーナーで出演する事になっていた。

P1070403集合は「コアやまくに」に9時。
丁度「はるさん」も到着したところだ。

今日のKULOは、フルメンバー!‥‥のはずが、ベースの「カドちゃん」は急遽仕事が入り。
キーボードの「サトちゃん」は、この時点でも出演未確定とのこと。
クロさんは仕事で12時過ぎになるらしく、前日に音出しだけは終わらせているらしい。

P1070369とりあえず、はるさんと二人で音出しを開始する。
今日はどんな構成になるのだろうか、この時点でも分からない。
これは社会人バンドの宿命か‥‥。

Dsc03828「コアやまくに」のキャパは「300名」程。
地方のこぢんまりしたホールだが、音響や設備は本格的だ。
元は町役場を兼ねていたが、中津市と合併した後は主に文化事業に使用されている。
この地域の文化の中心として、なくてはならない施設だ。

今日のコンサート、第1部は「ルート212アマチュアコンサート」と題されている。
Dsc03834国道212号線沿線のミュージシャンたちによる合同コンサートには、長い歴史があるらしい。

出演者は、トップバッターの「KULO」。(今日は何人構成か?)
2番手は、「おふくろず」。(女性デュオ)
P10703923番手は、「シャイニングボーズ」。(多国籍音楽バンド?)

おっと!この男は誰?
‥‥よく見ると、シャイニングボーズのリーダーの「平原さん」じゃないか、誰かと思ったじゃない!!!
カツラ(ウイッグ)を付けてたから分からなかったよ(^▽^;
P1070388どうも、これはSMAPの中井くん風の「防寒グッズ」らしいが‥‥(;´▽`A``

さて、11時頃になり。
山本潤子さん御一行が到着すると、スタッフ、ミュージシャン総出によるお出迎え!
テレビで見る時と違って、以外に普通の人っぽい(^-^)v

その後は、しばらくプロによる音作りの様子を見学。こりゃ、勉強になるねえ(^-^)v
Dsc03843まだ潤子さんは舞台に出てこられてない。

このとき突然、電子ピアノの鍵盤が折れる!w(゜o゜)w
レンタルで借りてきたものだが、よく使う部分が付け根からぽっきり折れて、上に戻らないらしい。
応急処置として、両端の使わない部分と交換し、無事リハ再開‥‥(´▽`) ホッ

P1070397今のうちに昼飯でも食って来ますかね♪
ってことで、「道の駅 やまくに」の「うどんバイキング」レストランに向かった、はるさんとはっちゃん。
素うどんを注文し、これにいろいろな食材をトッピングする計画だ‥‥えらいでしょ?え?普通(^▽^;

P1070399土曜日ともあって、結構な人でごった返した店内。
その時クロさんも到着し、一緒に素うどん+トッピング♪
状況報告しながら、うどんを食べながら、今日のセットリスト決定!

12時半頃、ホールに戻った3人。
その間、また鍵盤が折れて修理したらしいや‥‥あの鍵盤全部ダメじゃない?
演奏者の「竹田」さんによると、同じピアノを持っているが、全く同じ症状で全部交換したことがあるとのこと。
Dsc03960よく使う鍵盤から折れるようなのだ‥‥本番大丈夫かなあ。

その時、サトちゃんが来られるようになったと連絡が入る。
4人編成決定だ、やった!\(^o^)/
Dsc03927出演前には着くとのことだが、間に合うかね。

潤子さんのリハが終わり、開場までには時間がある。
ステージを使って良いと言うので、音合わせ。

3人での調整が終わり、お客様入場口になっている、ガラス張りの吹き抜けである「タウンホール」へと出る。
Xmasliveここは、昨年12月に行われた「クリスマスライブ」の会場だ。

クリスマスライブ記事:
http://acoraku.way-nifty.com/blog/2012/02/post-edbd.html

P1070404_2そこに、ハッセ御家族とのんちゃん到着♪
遠いところから来てくれてありがとう!
しばらく歓談(^O^)

出演時間まで、重点項目のみ練習することになった。
初めて、正式に「グランマ」の練習♪
このようなホールで、恥ずかしい演奏は出来ないので、やっとハモリも決定!‥‥え?そんなんで良いの?(;^_^A

P1070415そして、ここが重要!
グランマのリードをアコギで入れてもらうことにした(^○^)/やった!

P1070412更に、イントロの「夕焼け小焼けは、サトちゃんのピアノソロがいいよね!」ってことに。
それはグッドアイデア!!!

だけど、リハできないよ。どうする?
まあ、サトちゃんだったら何とかしてくれるでしょ!‥‥え?練習無しでいきなり本番(・Θ・;)

P1070418ホント、いつもこんな感じでステージに立つKULOメンバー。
本人達より、周りがハラハラするらしい(^▽^;

Dsc03851そして、14時を過ぎ、そろそろ開場の時間。
おっと!ここで「サトちゃん」到着!
間に合った、良かった!!!

さあ、時間がないと、開場寸前のステージへと走る!
「シャイニングボーズ」さんからお借りするキーボード、まずはその使い方を教わる。
この期に及んで、「グランマのイントロはピアノソロで」とお願いすると、「わかりましたがコードは?」‥‥あ、そうだった(◎-◎)

Dsc03859その時、「もう開場しますので、ステージから降りて下さい」と促される。
裏口に出て、イントロのコードを書いて渡す。
Dsc03865実際に音出しが出来なかったのは痛いよなあ。あとは神頼み‥‥。

さあ15時、いよいよ開演のブザーが鳴る。
ステージ裏の緊張感が高まる。

今日のMC、NOAS-FMパーソナリティー「亜寿香」さんがステージに上がる。
027スポットライトを浴びながら、コンサートの内容紹介を始める。
この時、薄暗いステージ上では、KULOが準備をしている。

Dsc03873「はるさん」の機材は半端じゃない。
1バンド20分「3曲」だが、手抜きは出来ないので、持って行く機材は普段と変わらず膨大な量だ。

そして15時、演奏開始だ!
クロさんのMCで、ファビオラの風からスタート。

今日初めて、イントロから三声コーラスで入ることにした。
P1070429今までははっちゃんとクロさんの二人だけで入って来たが、実際やってみたところやっぱりこれが良いようだ!

1番手の宿命、最初は空席が目だっていたが、徐々に徐々に埋まってきた。

P1070423_2それにしても、音響の良い広いステージで歌うのは、なんて気持ちが良いんだろう(^0^)b
心地よい天然リバーブと開放感がたまらない!

【KULOセットリスト】
P10704561. ファビオラの風
2. グランマ
3. 咲く・La・さくら

P1070454028KULO演奏動画:
http://www.youtube.com/watch?v=-I9y4SLZa6Y

2曲目は、結局サトちゃんと実践練習出来なかった「グランマ」。
‥‥と、ピアノの音が聞こえにくい。
‥‥探りながら、探りながら歌う。
こりゃ、ドキドキだなあ、KULOの演奏はいつも。

P1070438その後は気持ちよく歌えたし、会場内もシーンと静まりかえって聞いてくれていた。

P1070453ラストは、「咲く・La・さくら」。
ちょうど桜の季節に、ぴったりの曲!!!

メンバー紹介の後、サトちゃんのピアノソロが入る。
そして、皆でドーンと入る、この瞬間が気持ち良い!!!

035いつの間にか「咲く・La・さくら」は、KULOのド定番曲になった。
クロさんに言わせると、特に「さくら」のイントロは無敵感を覚えるという。
何処でもどんなシチュエーションでも負ける気がしないという。
P1070468
それだけメンバーから愛される曲になったんだなあと思うと、感慨もひとしおだ。

こうして、KULOの演奏は終わった。
044クロさんが亜寿香さんとトークしている間に、2番手の「おふくろず」がセッティング。

「おふくろず」は、70年代に結構有名だった「耶馬溪線」というバンドの、女性ヴォーカルにより再結成されたデュオ。

Yabakeisen002さてここで横道にそれるが、少し、鉄道「耶馬溪線」の歴史について触れてみよう。
大正3年(1913年)に「耶馬溪鉄道」として開業し、後に「大分交通」の路線となった「耶馬溪線」。

「コアやまくに」は、この「耶馬溪線」の終着駅「守実温泉駅」の跡地にある。
林業盛んな昭和初期、「中津」と「山国町」を結ぶこの鉄道は大変活気を帯びていた。
Yabakeisen006当時、国鉄日田駅と結ぶ計画もあったが、開戦により中止。
Yabakeisenjikoku_3きっと、この時に国鉄と結ばれていれば今も残されているに違いない。

中津駅から、急勾配の「古城の坂」を抜けた後、桜の名所「大貞公園駅」。
山手に入ると「青の洞門」や「羅漢寺」。
山国川のいくつものトンネルを抜け、渓谷美を感じながら、終着駅の「守実温泉」に到る、総延長「36.1km」の鉄道であった。
Yabakeisen003_2多くの観光客を魅了してきた路線であったが、林業の衰退、過疎化等の影響で、昭和50年(1975年)に廃線になる。

耶馬溪線の写真集については、こちらのHPが詳しいので御覧になられて下さい。
http://uchio.sakura.ne.jp/nakatsu/machinami/yabakeisen.html

はっちゃんは、福岡県に住んでいたこともあって、残念ながら「耶馬溪線」に乗る機会に恵まれなかった。
そのことが、今になって悔やまれるのだ。

P1070473その鉄道の名を留めるアマチュアバンド「耶馬溪線」は、70年代前半に活動していて人気になる。
一時期プロになる一歩手前まで行ったらしいが、残念ながら解散。
P1070472数年前に、女性ヴォーカルたちによって「おふくろず」として再結成された。
素晴らしい歌声を聞かせてくれる「藤原」さん。
そして、守実温泉駅前の「三佼軒」(さんこうけん)という、歴史ある
旅館を今も切り盛りする女将の「山永」さんのお二人だ。
Sankoken001「おふくろず」は、60年代後期から70年代に到るフォークの調べを聞かせてくれた。

リクエストにより、おふくろずの動画を追加UPさせて戴きます。

おふくろず演奏動画:
http://www.youtube.com/watch?v=xKkgJ1zJqDM

P1070479そして、第1部のトリは、地元を拠点とする「シャイニングボーズ」。

「NOAS-FM」でもレギュラー番組を持っている。

POPSや歌謡曲のカバーが人気の彼らは、安定した音と、宝坂くんの突き抜けるようなヴォーカルがウリのバンドだ。
と最近まで思っていたのだが、フォルクローレ中心の音楽になってきたようだ。
055今回3曲演奏したうち2曲は宝坂くんのメインヴォーカルじゃなかったし、これからシャイニングボーズの目指す音楽ってどんな感じなのだろう。

バンドって生き物だから、段々と変化していく物なのだろうな。
その点、KULOは一貫している感じか。
057え?そう言う俺も変わった、って?
どちらかというと、「KA-RA-A-GE」辺りから「壊れてきた」かな(;^_^A アセアセ…

さて、こうして「ルート212」のアマチュアコンサートは終了。
10分のインターバルを挟んで、「山本潤子」さんコンサートへと移る。

Dsc03922緊張した舞台裏。
亜寿香さんのMCの後、「山本潤子」さんの登場だ!
アンニュイな感じの素敵な衣装だ。

歌い始めると、やっぱり「山本潤子」!
Dsc03926存在感あり過ぎます(o^―^o)♪

バックを務めるキーボードの「竹田元」さんは、あの「タニタ食堂」で流れる曲「おうちごはん」を作曲した人らしい。
アコースティックギターの「井川恭一」さんは、潤子さんの曲を多数作曲しているシンガーソングライターなんだって。

当たり前だけど、お二人ともとにかく上手いわ。
Dsc03921音を外さないし、出過ぎないし、すごーーく安定してる。
ここら辺がアマとプロの違い。

いやはや、潤子さんってヒット曲の数の多いこと、多いこと。
今日はちょっと高いところがきつそうだったけど、さすが、その歌声の素晴らしさに参りました~m(_ _)m
Dsc03932会場のお客さんはうっとり。
俺は2階席で見てたんですが、近くの女性は泣きながら観ておられましたよ。

コンサートの途中で、ピアノ取り替え‥‥え?
また鍵盤が折れたらしく(それも3本も)、結局、シャイニングボーズさんのピアノを使って継続。
Dsc03929予備があって良かったねえ(´▽`) ホッ

そして、潤子さんの提案で、最後に出演者全員で「翼を下さい」を唄う事になっていた。
Dsc03935アンコールのラストに、ぞろぞろとステージに上がる出演者達。

運良く潤子さんの隣に陣取ったはっちゃん(^▽^;
しっかり、雰囲気を共有させて戴きました~♪
めちゃくちゃ、楽しかったなあ(○⌒∇⌒○)V

Dsc03950こうして、コンサートも無事終わり、撤収!
30分程で撤収を完了した面々。
この時、時刻は18時を回っていた。

Dsc03982これから、近くの居酒屋での打ち上げなのだ\(^o^)/
ライブはこれが楽しいんだなあ。

クロさんと俺は泊まりのため、一旦チェックインすることに。
宿泊先は、守実温泉旅館「三佼軒」(さんこうけん)。
昭和の始めからここで旅館を営んでいるという、老舗中の老舗だ。

Dsc04026前にも述べたが、この旅館は「おふくろず」の「山永」さんの実家。
山永さんに案内されて、サトちゃんとはるさんも一緒に見学。
その歴史の風情溢れる佇まいに、驚きの声を上げ続ける。
Dsc04002「いいわ~、ここ!」「大広間ではライブが出来そう~♪」などなど‥‥。

俺とクロさんが一緒に泊まる部屋は、12畳ほどの和室。(間違いが起きなければいいが‥‥(^▽^;)
ひとしきり見て回ってから、四人が向かうのは、ここから目と鼻の先の居酒屋「わらじや」。

Dsc04031店内は当然貸し切り。
KULOの4名は、今日の間奏など言い合いながら、「山本潤子」さん達を待つ。

Dsc04041ようやく揃ったメンバー、グラスにビールを注ぎ。
(^O^)/C□☆□D\(^_^ )カンパーイ!

今夜は、飲み食い放題の会費制♪
ドンドン料理が運ばれてきて、それがみな旨いのよ(^-^)v

Yamamotojunko02段々お酒が回ってくると、次第に歌が始まり、俺もD-45を持ちだして。
歌声喫茶状態にΣ(ノ▼ο▼)ノ オォオォオオオ!!

キーボードの竹田さん、意外にギターがめっちゃ上手い!
しかも、マニアックな選曲が秀逸だ!

Dsc04071そして、スタンダードナンバーを皆で大合唱!
「22才の別れ」や「あの素晴らしい愛をもう一度」等々、往年の名曲が繰り広げられる。
KULOメンバーは、潤子さんの前で「なごり雪」を披露\(^o^)/

Dsc04057_2潤子さんも「チャンチキおけさ」状態で、名ドラマーぶりを発揮!

俺は今日撮影した写真を集計して、各スタッフにCDで渡すのに奔走しながら飲んでいる。

21時を回り、潤子さんは明日も移動があるというので、そろそろお開きに。
18時半頃から飲んでるから、2時間半か。

Dsc04097_2サトちゃん、はるさんと別れ、クロさんと二人で旅館に戻る。

早速入った岩風呂がまた格別!
Dsc04104_2ちょうど良い湯加減で、疲れも取れ、気持ちよかった~\(^o^)/

はっちゃんが持ち込んだビールを二人飲みながら、今日のビデオで反省会。
あーだこーだと二人で話しつつ、お風呂上がりのひとときを楽しんだ。
明日の早朝からクロさんは京都へ出張らしく、早めに消灯するも、はっちゃんはそのままビデオの編集に突入。
Dsc04103だが、疲れが出たのか、程なく撃沈。

翌朝5時頃、俺はまだ寝ている間に、クロさんは出発して行きました。

Dsc04012俺は起床後、片手ではDVD製作をしつつ、時間を見計らって朝風呂に入る。
またこれがサイコーじゃ!
満喫しました(○⌒∇⌒○)V

三佼軒の山永さんに出来上がったばかりのDVDを渡し、宿を後にしたとき、ちょうど10時。
Dsc03944_3今度はゆっくり、のんびり来たいと思える素敵な宿でした(^-^)v

さあ、帰ろう!
今日は良い天気だぞ(o^―^o)/
Dsc04113山の春は、もう確実にそこに訪れていました♪

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