ゆふらぎ村サマーフェスタの行方は?
7月24日(日)、大学時代へのタイムトリップから現代に戻ったはっちゃん。
12時半に香椎インターから高速に乗り、「九州自動車道」を南下する車中。
15時からの「ゆふらぎ村サマーフェスタ」に参加するため、大分県由布市塚原に向かっているのだ。
鳥栖ジャンクションから「大分自動車道」へと左に折れ、東へと進路を取る。
これまでは常にお日様に恵まれていたのだが、前方の山々に乗っかってる黒雲の塊が怪しい。
玖珠を過ぎた辺りから、雲の下に突入。
程なくしてポツポツ‥‥ザーーッ!土砂降りの雨だ!
最近の日本は熱帯化しているってのがよく分かる。
突然、しかも局地的に降るのだ。
先に到着しているはずのよう子ちゃんに「こちらは雨が降っている。そちらはどう?」と連絡する。
‥‥と、まだ塚原では降ってはないらしい。
天候は通常、西から東へと移っていく。
ということは、これから塚原でも降る可能性が高い。
ここ数年、悪天候や狂牛病に、その開催を阻まれてきた「ゆふらぎ村サマーフェスタ」。
「今年こそは!」と頑張って準備している皆さんのためにも、どうか降らないで欲しい!というのが本音だ。
14時頃、湯布院インターを降りる。
陸上自衛隊駐屯地の角からワインディングロードを塚原高原へと上っていく。
空は一面の雲‥‥湿った空気は雨の予兆。
「どんぐり茶屋」の角を、斜め左に折れる。
軽井沢を彷彿とさせるたたずまいの森の道。
一週間前にも「BBQライブ」のために来た道だから、忘れようはずもない。
指定されていた、「ぽこあぽこ」の駐車場に前に車を駐める。
ここが控え室になっていて、一旦ギターを降ろすことに。
御主人のカルテット「彩」のカズちゃんと、先に来ていたよう子ちゃんに挨拶。
摘み草せんべいで有名な「ぽこあぽこ」。
中に入ると奥様が出迎えてくれた。
今日のセットリストを決めようとギターを取り出した時、雨音が「ポツポツ‥‥ザーーッ!」
やはり降ってきた!(+。+)アチャ~ッ!
部屋から見える広いベランダに、大粒の雨が当たってはじけている。
誰か、強力な雨男か雨女が居るのかな~、晴れ男「はっちゃん」、今回は役目無しか~(>_<)
ぽこあぽこの奥様から「神田川」のリクエストがある。
急遽歌詞カードを手書きする‥‥暗記してるんだけど、遊びじゃないので一応ね(^▽^;
紹介されたのは、今日演奏に来たヴァイオリン奏者の「Mei」(メイ)さん。
彼女のヴァイオリンとコラボして欲しいとの事。
「Mei」さんはハーフ、なかなか美人さんだ。
大分で活動しているらしいが、お会いするのは初めて。
早速、リクエストの「神田川」を合わせてみる。
結果、完璧です!素晴らしい!‥‥俺の演奏と歌以外は(^▽^;
Meiさんと一緒にバンドを組んでいるパーカッションの方(お名前忘れてすみません)が、雨宿りに入って来られた。
そして、Meiさんとの演奏曲を披露してくれた。最初はボンゴを叩いていたが、そこに置いてあったよう子ちゃんのカホンを叩いている。
上手いなあ!‥‥って、もしかしてプロの方?(^▽^;
「よかったら、一曲セッションしませんか?」って提案し、「咲く・La・さくら」をセッション。
ギターとヴァイオリンとカホン、これがまた素晴らしい組み合わせ!
こういうメンバーでやるのも面白いよなあ。
‥‥と、雨が止んだ!ずぶぬれのカズちゃんが部屋に入ってきて、「よっしゃ、始めるぞ!」って。
山の天気は変わりやすい。
そんな天気に振り回されて、機材を出したり仕舞ったり、これが大変な作業なのだ。
「もう次降り出したら、イベントは中止する」‥‥とカズちゃん。
さて、会場の「12の月」まで歩いて1分。
舞台の上はブルーシートが屋根代わりに掛けられている。
焼き鳥やら、カレーやらの出店が出ている。
昨年このライブが出来ずに「残念会」をした際、お世話になった塚原の方々が出迎えてくれた。
よう子ちゃんが、「今日の参加者は凄い!こんなメンバーなかなか集まらないよ!」って言う。
それ程凄いメンバーなんだろうが、失礼ながらあまり知らない俺です(^▽^;
2年程前の「またま夕陽コンサート」に出演した際に、御一緒したピアニストの「安藤令子」さんと、トランペッターの「平野」さんに御挨拶。
「光の詩」のオーナー「都留さん」も来ている。
15時の開演時間を雨のために大幅に押し、もう16時を過ぎている。
ドタバタと準備をして早速始める!
まずは、「カズちゃんとJR九州協調楽団」♪
俺はカズちゃん達の後の演奏とのことだったので、すっかり機材を準備し終えている。
スタンダードナンバーを軽快に演奏する皆さん。
さすがベテランですね(^-^)v
演奏開始から15分も経っただろうか。ポツポツ‥‥またもや雨だ!「ゴロゴロ‥‥」、雷様も鳴り出した!
‥‥こりゃダメだ。しばらく止みそうにない。
中止!撤収~~!!
こうなってはもう腹をくくるしかない。
皆さん、今日はもう2回も機材の出し入れをしたからか、素晴らしい手際の良さだ。
今回のサマーフェスタも悪天候に見舞われてしまった。
こう毎年だと嫌になるだろうな、大変だろうなと、気の毒この上ない。
テキパキと片付ける皆さんを見ていると、こちら側が恐縮してしまう。
ほとんどの片付けが終わり、食事会場の「12の月」の室内へと移動。
中は出演者とスタッフがひしめいている。ベランダにも溢れている。
ざっと見たところ、20名以上は居そうだ。
特製カレーや、冷麺が振る舞われる。
俺は車の運転があるので、ノンアルコールビールを戴く。
棚に置いている古いジャズのレコードを1枚ずつ物色しているジャズメン達。
余程珍しい名盤があるようで、「w(゜o゜)w オオー!‥‥w(゜o゜)w オオー!」と声を上げる。
「奥さん、これ聴けないですか?」
奥様にとっては興味ない物であるのか、「プレーヤーが壊れてるからね」。
‥‥さも残念そうなジャズメン達‥‥(^▽^;
クロネコちゃんが台所で寝そべっている。
「お隣の猫なのよ」‥‥と奥様。 まるで自分ん家のように、なでてやると我が物顔で「にゃー」と応える。
部屋の中は音楽家達の笑い声で満たされる。
また来年があるさ!と。
お腹も満たされ、出演者はそれぞれに帰宅していく。
いつしか、雨は小ぶりになり、そして止んでいた。
今回も雨に翻弄された‥‥。
ほとんどのミュージシャンは帰ってしまい、いつもの塚原のひんやりした高原の空気が流れている。
近所の人達は、外でまったりとした時間を楽しんでいる。
時刻は18時頃だったか。
ふと、お隣の「アシュラム」の主人が、「よう子ちゃん、唄ってよ!」と言い出した。
音響機材もない、森の中での生演奏だ。
雨の後の夕暮れの一時、「トワイライト・アコースティックコンサート」とでも名付けようか。
スタッフの方々が手際よくイスを並べて会場を作ってくれた。
早速よう子ちゃんが弾き始める。
しっとりした澄んだ歌声が森に溶け込んでいく。
みんな、イスに腰掛けて聴き入っている。
その声を聞きつけてか、1人、2人と近所の人達がまた集まってきた。
最近よく買いに行く「おにパンカフェ」の御夫婦も居る。
よう子ちゃんが、「この後、はっちゃんが出ます♪」‥‥と、紹介され、あわてて準備(^▽^;
そうだ、俺も塚原の人達に元気を届けよう!
ビデオカメラの準備をしていると‥‥。
「あんた、どこかで見た人やなあ」‥‥と「おにパン」の御主人。
「はい、良く買いに行きますよ♪」と、はっちゃん。
この御夫婦にも演奏を観てもらいたかったが、明日のパンの発酵中だそうで、途中で帰って行かれた。
一旦片付けたギターや機材を再びセッティング。
そして、はっちゃんの出番。
【はっちゃんセットリスト】1. 咲く・La・さくら
2. 神田川 (都留さんコラボ)
3. Georgia On My Mind (都留さんコラボ)
4. グランマ
5. KA-RA-A-GE
6. 始める事で何かが始まる
アンコール: 上を向いて歩こう (都留さんコラボ)
よう子ちゃんはギター、そしてカホンで参加。「光の詩」のマスター「都留さん」もピアニカで参加♪
唄っている最中に、またポツポツと降ってきて、傘を差し掛けて下さる人達。
お気持ちはとっても有り難いが、大丈夫です(^0^)b
「グランマ」辺りから、周りの木々で「カナカナカナ‥‥」と、「ヒグラシ(セミ)」が鳴き始めた!
おばあちゃんが天国で喜んでいるのか~‥‥と、どんどん鳴き声が増えて。
終いにはには、大合唱!
負けないように元気いっぱい唄うも、それにしてもうるさ~い(>_<)
20名近くのギャラリーの中、気持ちよく唄わせて頂いた!
アンコールも戴き、塚原の人達の笑顔を沢山戴いた!
そして、今度は本当に片付け。都留さんから、次の「光の詩」でのライブを打診され、この時8月20日(土)のライブが決まった。
さあ、19時過ぎ。
明日は仕事だし、帰ろう!‥‥と思っていた矢先。
ヨガを取り入れた「整体」を生業にしているという、隣の御主人からバーベキューのお誘い。
さっき戴いたのでお腹空いてないけど‥‥じゃ、ちょっとだけ(^▽^;
山の夜は早足だ。
周囲はすっかり暗くなってきた。
半屋外のテラス、二手に分かれてバーベキューをしている。
招き入れられ、木製の椅子に腰掛ける。
ちょっと狭いが、それが何とも居酒屋風で心地良い。
ジュージューと目の前で焼ける地鶏の炭火焼き!
焼き上がった辺りから戴く。
旨いっ!(^-^)v
さすがに森の中、明るい電球に虫たちが寄ってくる。
しかし、そんなことには物怖じしない塚原の人達。
さりげない顔で虫を追いつつも、美味しく鶏肉を焼いていく。
そこにいきなり飛び込んできた、「ぽこあぽこ」の奥様。
「赤嶺さん、大変!耳の中に虫が入って鼓膜に当たって苦しんでいる人がいるの。助けて!」
「専門外ですが、看てみます!」‥‥と、掛けだして行った。
しばらくして帰ってきたよう子ちゃん。
大変な治療だったようだ。
結果、耳の中に結構大きな「蛾(が)」が入っていたとのこと。
事の顛末を、身振り手振りで語るよう子ちゃん。
耳の鼓膜を傷つけないよう細かい作業が必要な場面。
こんな時はまず自信と度胸が必要だが、痛さで暴れる患者を前にしてはどうしようもない!
大変だったろうけど、さすがお医者さん!参りました!
さて、そろそろ帰ろう!お世話になりました!
塚原の皆さん、そしてよう子ちゃんに別れを告げ、高原を後にする。
すっかり真っ暗闇になってしまった山道を、安心院経由で中津へと舵を切る。
来年こそは、天候に恵まれて素晴らしい「サマーフェスタ」が開催されますようにと祈ろう♪
このライブについての記事は、よう子ちゃんも書いてくれています(^-^)v
よう子ちゃんブログ記事:
http://happy.ap.teacup.com/truth/251.html
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コメント
お疲れさまですぅ
昨年の残念会に引き続き 今年も残念会かと思いきや
最後は みなさんと楽しい時間を過ごされたようで
ε= (*^o^*) ほっ としました
少しでも 多くの方に はっちゃんと よう子さんの歌を聴いていただけて嬉しいです(*^^*)
来年は お天気の良い日に
リベンジできると良いですね~
はっちゃん よう子さん お疲れさまでした♪
投稿: のんちゃん | 2011年8月13日 (土) 12時58分
> のんちゃん
来られなくて残念(>_<)
でも、「雨降って地固まる」と言いますから、来年は素晴らしいライブになると思いますよ!
どんなときでも、塚原の人達の気持ちが嬉しいね(^-^)v
投稿: はっちゃん | 2011年8月13日 (土) 17時42分
はっちゃん、あの時はお疲れ様でした。
福岡から帰ったばかりなのに、すいません。
おまけに雨で・・・。
またもや残念会になりましたが
楽しかったですね!
虫が耳の穴に入ってしまった事件はびっくりしましたが、
上手く取れてよかったです。(;´▽`A``
光を当てても逆に引っ込んでしまってたので、
とれるか心配でした。
焼き鳥もおいしかったし、塚原の皆さんとのおしゃべりも
楽しかったですね。
リベンジしたいですね!
はっちゃんの「晴れ男」をはっきしてくださいね。
投稿: SWEETようこ | 2011年8月16日 (火) 23時21分
> よう子ちゃん
今年も残念でしたね。
中止後、そのままお開きになった時は、福津市の翌日だった事もあり、精神的にも辛かったのなあ。
でも、塚原の皆さんの方がもっと辛いだろうと思ってね。
その後、生演奏で少し皆さんを癒す事が出来たようなので、その点は良かったと思います。
来年こそは、天気に恵まれますように♪
投稿: はっちゃん | 2011年8月17日 (水) 00時06分