« ネットライブ100回超(^▽^)/ | トップページ | KA-RA-A-GEが動画に(^-^)v »

2009年6月18日 (木)

グランマが一人歩きを始めた♪

昨夜のネットライブ100回記念「プレ謝恩ライブ」に来て下さった方々有り難うございました。
その中でも感じた事ですが、僕の想い以上に、新しい曲
「グランマ」 (Gran'ma = グランドマザー)の評判が良いようです。

そこで、この曲が出来た背景をご紹介しますね(^^ゞ

http://www.youtube.com/user/happybuzen

亡くなった祖母を思い出して、約1ヶ月前、2時間程で一気に書き上げた「グランマ」。
完全に自分の記憶を元に書いた曲ですが、聴いて下さる皆さんの中の原風景とリンクするようです。

僕は、福岡県の田舎の村に生まれ育ちました。
Granma1南側の窓からは、一面に広がる田園と、その向こうに山々が広がり、家の裏側はすぐ山。
緑に囲まれた素敵な場所‥‥季節の移ろいに、風の匂いや聞こえてくる音は刻々と変化していきます。
家には五右衛門風呂があり、かまどがあり、牛小屋には和牛も1匹居ました。

おばあちゃんは、新鮮な野菜を作るために毎日のように畑に通い、田んぼで農作業をして、帰ってからは炊事洗濯と、座る暇もなく働いていました。
辛い事があってもいつも元気で、明るくて、優しいおばあちゃんが僕は大好きでした。

僕は小さい頃、そんな祖父母の引くリヤカーで田んぼに行き、農作業の間、段々畑を駆け抜けていました。
僕の遊び場は田園であり、裏にそびえる山‥‥のびのびと自然の中で過ごしていました。

Granma3そんなある日、おばあちゃんは一人息子を亡くしてしまいました。
深く傷ついたおばあちゃんは、たちまちの内に自分の中にある全ての記憶を消してしまいました。
僕の声も顔も、家族の姿も‥‥「どちら様ですか?」の言葉に僕は立ちつくすしか無かった。

その後しばらくして、老人ケア施設で息を引き取ったおばあちゃん‥‥。
思い起こせば‥‥。
曲がった腰を伸ばしながら、お日様に照らされ、僕に笑いかけるおばあちゃんの顔が瞼に浮かんで来るのです‥‥。

‥‥そして僕は大人になりました。
くじけそうになった時、ふと空を見上げれば、いつでも、どこでも、おばあちゃんが僕を見守ってくれている‥‥そう思えるのです。

皆さんもおじいちゃん、おばあちゃんが生きておられるのであれば、改めてその笑顔に会いに行かれて下さい。
きっと、心から喜ばれるはずです。

<グランマ (Gran'ma)> 詞・曲:はっちゃん

Granma21. 野良仕事を終えたしわの頬に 安堵の笑顔こぼれる
いつものぬか漬けのすえた匂い 味噌の香りが漂う

家族のために 休まぬ背中 優しい声が呼んでる
腰を伸ばして見上げる空に また白髪が増えたよう

Oh Gran'ma 抱きしめてくれた
Oh Gran'ma いつでも いつの時も
Oh Gran'ma あなたの声が響く セピア色の風に乗って

2. 段々畑のイネの実り リヤカー越しに流れる
川のせせらぎに耳を澄ます 頬かむりが揺れている

家族を支え 身を尽くし 亡き息子にすがるように 
あなたは何を見つけたのだろう その限りある暮らしに

いつの間にか無邪気な頃に 戻って行く後ろ姿を
受け入れられずに 目を閉じて 立ちつくした日のことを

Oh Gran'ma 覚えているかい Oh Gran'ma 萌え立つ山の匂い
Oh Gran'ma あなたの声が響く あかね色の空を越えて
何処までも 何処までも‥‥

-----------
ちなみに、ここに掲載したのは僕の生まれ育った家から見える景色です。
耕地整理されて、子供の頃の段々畑が無くなってしまったのは、本当に残念なことです。

---------------------

|

« ネットライブ100回超(^▽^)/ | トップページ | KA-RA-A-GEが動画に(^-^)v »

音源&映像」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: グランマが一人歩きを始めた♪:

« ネットライブ100回超(^▽^)/ | トップページ | KA-RA-A-GEが動画に(^-^)v »