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2008年9月20日 (土)

「KULOピック」製作中!

今年3月、はっちゃんのブログ「アコギの楽園ピック」を製作した事はお知らせしたとおりだが、今度はクロさんのアイデアで、バンド「KULOピック」を製作するKulopick1事になった。

この夏に製作した「KULO-T」シャツの製作費用では簡単に差し上げる訳にもいかず、単価が安くても喜ばれるグッズを作りたかったのだ。
ピックならギタリストは必ず使う。
何個手元にあっても喜ばれるものだ。

さて、今回製作するピックの材質は、「アコギの楽園ピック」で特にギタリストに好評だった黄色の半透明材「ウルテム」。
弾いた後に「ピン!」と、はじける音の感じが素敵なのだ。

Rakuenpick1_2今回も精一杯コンセプトを検討し、手間を掛け作る事にした。

<コンセプト>
1.ギター好きに喜ばれる材質と堅さであること。
2.厚さをチョイスできること。
3.「KULO」の情報発信が出来ること。
4.名刺代わりにお渡し可能な単価であること。

<デザイン>
2_2早速デザインを考えてみる。
今年の夏に作った「KULO-T」シャツのロゴを微調整し、外側を丸く切り取った。
このピックを見て、ネットでバンド情報にアクセス出来るように、周囲に「アコギの楽園」の名前とURLを掲載した。
小さいピックサイズでも読み取れるように、太字体で記載した。

<印刷>
片面単色刷りの箔印刷(スパンコール、黒、赤、緑)の4種。

Printcolor1<厚みと感触>
Middiumでは物足りない方の為に、今回、2種類の厚みを製作する事にした。

①TYPE-Ⅰ: 0.6mm厚
実測総厚:0.65mm・エッジ部厚:0.60mm。このエッジを0.55mm程度まで研磨。
通常のセルロース材だと、0.75mmレベル(Midium)の感触。

②TYPE-Ⅱ: 0.8mm厚
実測総厚:0.85mm・エッジ部厚:0.80mm。このエッジを0.75mm程度まで研磨。
通常のセルロース材だと、0.9mmレベル(Hard)の感触。
これを研磨することで、エッジを薄く仕上げた「本べっ甲の堅さ」を目指す!

Logo3両タイプ共に、研磨時間を長くする。
研磨をすることで、エッジ部分が若干丸く、薄く仕上がるのだ。

今月末に出来上がる予定!
出来上がったらまたレポートしますね!
お楽しみに!


<参考資料>
Untitled_2「ウルテム」とは「ポリエーテルイミド(PEI)」のことで、工業用にUltem1多く用いられる半透明で茶褐色を帯びた難燃性(耐熱温度が高い)樹脂。

はっちゃんがオーダーしているピック製造メーカーでは、このPEIを射出成形して製作している。
射出成形とは、高温に熱して液化した樹脂材をピックの形に作られた金型内に噴出し、冷やした後に取り出す製造方法。

ポリイミド系材のピックでは、CLAYTON社、JIM DUNLOP社が有名だ。
この材は、堅めの弾力があるため、音に張りと瑞々しさがあり、本べっ甲に最も近い弾き心地と言われている。

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