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2008年9月

2008年9月30日 (火)

Loneliness...Tonight♪

一週間前に「I CAN CHANGE」が出来たのですが、昨夜、思い立って新たな曲「Loneliness...Tonight」を作り始めました。
イメージはずっと暖めていたので、それ程悩まずに骨格が出来ました。


Sora01「I CAN CHANGE」は、「みんな変われるさ、きっと!」という前向きな曲ですが、「Loneliness...Tonight」はしっとりとしたバラードに仕上がりました。

いずれの曲も、これから唄い込んでいく事で変わってくるだろうし、成長していくと思います。

さて、このところ歌の神様が降りてきている感じです。
こういう事は僕にとってはとても珍しいので、自然に任せてみようと思っています。

Night01_4Loneliness...Tonightの曲の内容:
独りの夜は、ふと、20年以上前に亡くした親父を思い出します。
優しくて気高い親父…家族からも周りの方々からも信頼の厚い尊敬される存在でした。
その心は僕らの中に今も残っています。
きっと空のどこかで、見守ってくれているのでしょう。

「Loneliness...Tonight」 詞・曲:はっちゃん
Loneliness Tonight, Loneliness Tonight, Tonight, Tonight,
Loneliness Tonight, Loneliness Tonight, Tonight, Tonight, Tonight,

独りで過ごす夜は 遙かな記憶 目覚める
繰り返す潮騒は あなたの言葉 運んでくる
悔いを残さぬ 人の生き方を この胸に問いながら 目を閉じれば

Loneliness Tonight, Loneliness Tonight, Tonight, Tonight,
Loneliness Tonight, Loneliness Tonight, Tonight, Tonight, Tonight,
Night02最後まで信じることの意味 追いかけ続けている

暖かな まなざしは 世界中に 降り注いで
新しい 生命となり この地上に生まれてくる
辿り続けても 超えられない愛  手を伸ばしても 届かぬ想いを

果てしない心の旅でも いつか報われる日が来るさ Ah…

Loneliness Tonight, Loneliness Tonight, Tonight, Tonight,
Loneliness Tonight, Loneliness Tonight, Tonight, Tonight, Tonight,

Loneliness Tonight, Loneliness Tonight, Tonight, Tonight,
Loneliness Tonight, Loneliness Tonight, Tonight, Tonight, Tonight,
燃え残る あなたの人生を 越えようとしてる僕に
「夢だけは見失うなよ」と 空からささやいている
今も心の中に‥‥

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「Loneliness...Tonight」の音源ははっちゃんの部屋へどうぞ。
PCの方のみ対応しています。

Loneliness...Tonight音源:
http://www.stickam.jp/audio/178441155

Niji01_3「I CAN CHANGE」もUPしています。よろしければ聴いてみて下さい。

I CAN CHANGE音源:
http://www.stickam.jp/audio/178439863

※いずれの曲もまだVer.1なので、歌詞やメロディが変わる可能性が大いにあります事、御了承下さいませm(__)m 

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2008年9月21日 (日)

象牙ピックの魅力♪

僕は木工や細工が好きで、竹細工やカズラ細工等のオブジェを作ったり、ギターのナットやサドルを「象牙」で作ったりする。
だから、数年前からこの「象牙」の細かいパーツ(印鑑材に使えなくなった半端な材)をネットオークションでこつこつと集めていた。


Pick38_2今では結構なストックになってきたのだが、最近はパーツ類の製作も一休みして音楽活動に勤しんでいた。

そもそも、古来より日本ではこのしなやかで丈夫、しかも美しい象牙を「印鑑、根付け、かんざし、三味線のばち」等様々な物に加工して使用していた。
しかし、乱獲により激減した象の保護のため、1970年代にワシントン条約で輸出入が禁止されたご禁制の品。

Jii01先日、マイミク(ミクシィでの友人)の「じー、」さんから、超音波で「はっちゃん」と名前まで彫り込んでもらった「象牙ピック」を戴き、とっても気に入った僕。
象牙ピックで弾くと、何とも暖かく優しい音が耳になじむ。

これにインスピレーションを受け、僕も手持ちの象牙材でピックを作ってみようと思い立った。

しかし、やり始めるとこれがなかなか難しい!
当然かもしれないが、堅い牙を極薄に削るってのは一筋縄ではいかない(^^ゞ
なんと言っても、ピック用に薄くカットされた材を持ってないのが一番痛い。
だから、5~6mmの厚みはある反った材から、水平な1mm以下の材を慎重に削り出していかねばならならない。

まずは、牙の原木を金切りノコでピックの形状に近い状態まで大まかにカットし、万力に挟んだ状態で、鉄鋼ヤスリを手にひたすら削る、削る、削る‥‥。
これを、2mm程の薄さにまで削るのに、じつに1時間近くはかかる力仕事なのだ(こりゃ肩が凝る‥‥)(>_<)

12第1作目は、全くの手探り状態で、時間ばかりかかって実際ギターを弾いてみても思ったような出来ではなかった。
しかしなんと言っても記念すべき第1作目。
ミクシィで紹介したところ、マイミクの夢弦さんがとっても興味を示され、いつもお世話になっているのもあり、よろしければ試作品として作って差し上げようと思った。
第1作目の反省から、自分なりに特に厚みに拘り、工夫した第2号を製作してお送りすると、ことのほか喜んで下さった。

さて、その第2作目から10日程経過した今夜、急に自分用に作ってみたくなった。
第2作目までは「ティアドロップ型」を製作したのだが、僕はやはり「おにぎり型」しかなじまないのである。

夜8時過ぎに製作開始。
Zouge32_3鉄鋼ヤスリの荒目で2mm厚程度まで削り、その後は紙ヤスリ60番→120番→320→600番→800番→1000番と磨き上げ、最後にコンパウンドで仕上げる。
夜11時、やっと出来た、初めての「おにぎり型象牙ピック」!
第3作目なので、ある程度慣れてきたのだが、それでも3時間近くもかかってしまった。

我ながら3作目にして中々の出来!
表面に浮かび上がる象牙特有のつややかな「波紋」が綺麗だ。
光に透かすと、裏側の指が見える程の薄さに仕上がった。

机の上に落としてみると「パリン‥‥」という堅い音がする。
これは今回注文した「KULOピック」のウルテム材の音に似ている。
きっと張りのある音がするのであろう。

<第3作目おにぎり型象牙ピック仕様>

サイズと形状:一辺34mmのおにぎり型
厚み:中央最厚部 1.20mm、先端より5mm内側 0.90mm、最先端部0.60mm
材の取り方:象牙の外側の部分を、繊維に沿って削り込む。
Zouge34_3もし、この象牙ピック、製品化したとしても安くは出来ないであろう。
だって、この労力はただ者ではない。
例えば象牙用の適切な工作機械あれば楽なのだが、もし一般的なグラインダー(回転式研ぎ機)を使用すると、象牙は高温で焼けてしまい、細胞組織が変質してしまうのだ。
だから、僕は高温にならないように鉄鋼ヤスリ等を用いるしかない。

難しかったのは、波打たず水平に削り出す事と、全ての辺を均一の厚さに仕上げる事。
もちろん、材による音の張りを重視したいので、極力薄めにしているが、なにしろ初めての材料なので耐久性が心配だ。

僕はいつも「地球を守ろう!」と言っているのだが、そんな僕が象牙ピックなんか作っていて良いのだろうか‥‥なんて思ったりもする。
その昔、アフリカでは象牙を取るためだけに乱獲が起こっていたのだ。
なんと言う事‥‥しかしせっかく戴いた命、大切に大切に少しずつ使わせて戴く事にしよう。


もう午前1時、明日になったら、早速これでギター弾いてみよう。
どんな音だろうなあ。楽しみだあ。

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翌朝‥‥弾いてみた。

弦の振動にピックの反発が大きい感じがする。
僕の好みはミディアムなのだが、これではまだ堅いことが分かった。

Pick310_2それで、更に薄くする事にした。
ピック中央部を厚めにしていたのだが、指で反発の感触を確かめながら厚い部分をそぎ落として行った。
結果、中央部0.65mm、エッジ部0.50mmにした。

ついでに、第1作目のティアドロップ型の厚みを再調整した。
ティアドロップ型は先端の角度が小さく、おにぎり型に比べて反動が小さい。
ついては、厚さの調整を変え、手持ち部0.85mm、先端部0.45mmにした

弾いてみると、どちらもなかなか良い感じ。
「アコギの楽園ピック」と同じ程度の堅さと反動だ。
はじけるときの音は「べっ甲ピック」に似ているが、それより少し重い感じの音になった。

面白いのは、弾いた後、ピックが弦に当たっていた部分が黒ずんでいる。
指でその簡単に取れるが、この黒ずみは何だろう。
化学反応って事は無いだろうから、単なる弦のサビか?
それともElixir弦のコーティングが剥がれているのか?
謎だ‥‥。

象牙をこれだけ薄くすると、割れるかもしれないが、それは仕方ない事。
試作はあくまで試作なのだから。

作ってみて思うのだが、「象牙ピックの魅力」って何だろう。

その希少性もさることながら、やはりなんと言っても「つややかに輝くそのルックス」では無かろうか。
暇があればまた作ってみたいが、この肩こりと指のマメだけは何とも辛い(T_T)

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2008年9月20日 (土)

「KULOピック」製作中!

今年3月、はっちゃんのブログ「アコギの楽園ピック」を製作した事はお知らせしたとおりだが、今度はクロさんのアイデアで、バンド「KULOピック」を製作するKulopick1事になった。

この夏に製作した「KULO-T」シャツの製作費用では簡単に差し上げる訳にもいかず、単価が安くても喜ばれるグッズを作りたかったのだ。
ピックならギタリストは必ず使う。
何個手元にあっても喜ばれるものだ。

さて、今回製作するピックの材質は、「アコギの楽園ピック」で特にギタリストに好評だった黄色の半透明材「ウルテム」。
弾いた後に「ピン!」と、はじける音の感じが素敵なのだ。

Rakuenpick1_2今回も精一杯コンセプトを検討し、手間を掛け作る事にした。

<コンセプト>
1.ギター好きに喜ばれる材質と堅さであること。
2.厚さをチョイスできること。
3.「KULO」の情報発信が出来ること。
4.名刺代わりにお渡し可能な単価であること。

<デザイン>
2_2早速デザインを考えてみる。
今年の夏に作った「KULO-T」シャツのロゴを微調整し、外側を丸く切り取った。
このピックを見て、ネットでバンド情報にアクセス出来るように、周囲に「アコギの楽園」の名前とURLを掲載した。
小さいピックサイズでも読み取れるように、太字体で記載した。

<印刷>
片面単色刷りの箔印刷(スパンコール、黒、赤、緑)の4種。

Printcolor1<厚みと感触>
Middiumでは物足りない方の為に、今回、2種類の厚みを製作する事にした。

①TYPE-Ⅰ: 0.6mm厚
実測総厚:0.65mm・エッジ部厚:0.60mm。このエッジを0.55mm程度まで研磨。
通常のセルロース材だと、0.75mmレベル(Midium)の感触。

②TYPE-Ⅱ: 0.8mm厚
実測総厚:0.85mm・エッジ部厚:0.80mm。このエッジを0.75mm程度まで研磨。
通常のセルロース材だと、0.9mmレベル(Hard)の感触。
これを研磨することで、エッジを薄く仕上げた「本べっ甲の堅さ」を目指す!

Logo3両タイプ共に、研磨時間を長くする。
研磨をすることで、エッジ部分が若干丸く、薄く仕上がるのだ。

今月末に出来上がる予定!
出来上がったらまたレポートしますね!
お楽しみに!


<参考資料>
Untitled_2「ウルテム」とは「ポリエーテルイミド(PEI)」のことで、工業用にUltem1多く用いられる半透明で茶褐色を帯びた難燃性(耐熱温度が高い)樹脂。

はっちゃんがオーダーしているピック製造メーカーでは、このPEIを射出成形して製作している。
射出成形とは、高温に熱して液化した樹脂材をピックの形に作られた金型内に噴出し、冷やした後に取り出す製造方法。

ポリイミド系材のピックでは、CLAYTON社、JIM DUNLOP社が有名だ。
この材は、堅めの弾力があるため、音に張りと瑞々しさがあり、本べっ甲に最も近い弾き心地と言われている。

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2008年9月16日 (火)

KULO「耶馬トピア」ライブ♪

9/14(日)に、中津市本耶馬渓の「道の駅 耶馬(やば)トピア」で、KULOのアコースティックライブを開催した。

Yaba09耶馬トピアは、山国川の支流「琴川」が、山国川に流れ込む中洲にあり、周囲は500m程。
清流に親しみながら散策したり、耶馬渓の美しい自然の恵みを味わう「手打ちそば」が魅力の処だ。

ライブの開催場所は、この耶馬トピアの手打ちそば処「石臼亭 洞門そば」の前にある野外ステージ。
9/1~28まで行われている「第7回そばの花と彼岸花フェア」の一環として行われるKULOの単独ステージである。

数日前から心配していた「台風13号」の進路。
当日風雨の可能性もあり、朝8時半の時点で決行するか中止するか判断する打ち合わせになっていた。
朝空を見ると、どんよりと曇ってはいたが、雨は一切降っていない。

Yaba02午前9時からPAの積み込み作業を始め、9時半には現地に向けて出発。
10時過ぎには現地に到着した。
順次PAの組付けを行い、11時過ぎには仕事を終えたクロさんが合流し、クロさんに持ってきてもらったPAを追加組み立てし、11時半頃から音出しが始まった。
散策に来ておられた女性のリクエストにお応えして、クロさんがソロで歌ったりしながら、12時頃からリハに突入。
今回、ピアノを取り入れたバンド形式のため、いつもより念入りなリハを行った。

PAのオペレーションをボランティアで引き受けてくれたマックスさん。
前回のダテフラワーさんでのKULO単独ライブからのお付き合いだが、今回はKULOの音を知って戴いているから安心してお任せすることが出来た。
また、写真撮影を快く引き受けて下さった中津市教育委員会の平原氏にも心より感謝申し上げたい。

Yaba03_2さて、リハも終わり、12時半を過ぎて「洞門そば」の方が、手打ちの「ざるそば」と、甘辛い「山菜の煮付け」、それにほかほかの「鶏めし」を用意して下さった。
その手打ちそばの旨い事!旨い事!
盛りの良いそばでお腹いっぱいになったが、せっかくだからと一口戴いた鶏めしがまた旨かった~♪
そして「そば湯」‥‥そばつゆの中に香ばしいそば湯を注ぐ。
ライブ前の緊張した時間にホッと一息尽かせて戴いた。
色々とお気遣い戴き感謝!感謝!


芝生の上に用意した椅子に腰掛けてライブを待つお客様の姿。
ライブを見るためにわざわざ来て下さった方々も居て、本当に感謝!m(__)m

当初は、午後2時から始まる予定だったが、直前に午後1時から開催すると聞かされ、じつは後になって分かった事だが、せっかく見に来て戴いたのに既に終わっていたという状況が発生した事は大変申し訳ない事であった。
この場を借りてお詫び申し上げます。

さて、1時前になり、多少風はあったが青空が覗く程の好天に恵まれ、本当にラッキーな僕たち!
真っ赤な「彼岸花」も咲く真っ青な芝生の会場。
Yaba05木々は青く茂り、まだ紅くなるには遠い「モミジ」の葉も緑濃く、会場を流れる清々しいせせらぎが気持ちいい。

クロさんと僕はそんな野外ステージの上で、思い思いに歌い始めた。
場を和らげるために、僕とクロさんが本番前に歌った数曲は、普段バンドでしない曲だから貴重だよ。

KULOセットリスト:
イントロダクション(前振り)
Yaba04_21. 3月9日(レミオロメン):クロさんソロ
2. 生まれ来る子供たちのために(オフコース):はっちゃんソロ

3. 22歳の別れ(かぐや姫)クロさん & はっちゃんの2名編成


ということで、いよいよ本番スタート!

第1部:クロさん & はっちゃんの2名編成
1. ここにしか咲かない花(コブクロ)
2. 星くずのタカラモノ(はっちゃんオリジナル)
3. なごり雪(かぐや姫)
4. ぬくもりをともに(クロさんオリジナル)

2名編成の第1部 & アンコール動画:
http://www.stickam.jp/video/178408462
第2部は僕とクロさんのいつもの2名に加え、ベースとピアノをフィーチャーした初の「4名編成のKULO」だ。
聴いて戴いた皆様、如何でしたでしょうか?

第2部: + ベース & ピアノの4名編成
Yabatopia01_31. 大きな木の下で(クロさんオリジナル)
2. Georgia On My Mind(Ray Charles)
3. ファビオラの風(クロさんオリジナル)
4. 夢の旅路(はっちゃんオリジナル)
5. 始める事で何かが始まる(はっちゃんオリジナル)



4名編成の第2部ライブ動画:
http://www.stickam.jp/video/178405679

アンコール:クロさん & はっちゃんの2名編成
1. あの空へ帰ろう(はっちゃんオリジナル)

以上、13曲を熱唱したライブだった。。
前日から声の調子が良くなかった僕は、最後のあの空へ帰ろうのリフレインで撃沈!
でも、最後までなんとか声が持って良かった‥‥。

Yaba07演奏の途中でTOSテレビのカメラクルーが取材に入っていた。
ローカルニュースの秋の特集で、もしかしたらライブの風景が流れるのかもしれない。

木々に囲まれ、せせらぎの音と蝉の鳴く声を聴きながらのライブ。
空に向かって発する声が木々に吸い込まれながら、柔らかい音になってこだまする気がする。

Yabatopia03普段の「KULO」の音に無い「ピアノ」の音に加えて、ベースの低音が心地よくて、なかなか良いひとときだったよ。
今思えば僕は、このライブの準備段階から結構な緊張感を持っていたような気がする。
だからであろう、終わった途端にどっと疲れが出てしまった。
「あ~終わった~!やりきった!」って感じ。
でも、ホント気持ちが良かった!



写真スライドショー: 
http://www.stickam.jp/video/178405458

最後に、今回使用したPAシステムを御紹介。

スピーカ(メイン): Electro Voice Foce-I (15"2ウエイ)、JBL JRX-115(12"2ウエイ)の計4発。
スピーカ(モニター): Electro Voice SX-300(12"2ウエイ)、Electro Voice Force-I Monitor(12"2ウエイ)の計4発。
ミキサー: Behringer PMP5000(20チャンネル・パワーアンプ内蔵 300W×2 8Ω)

Yaba06パワーアンプ: Electro Voice CP2200(500W×2 8Ω)、Yamaha P4050(140W×2 8Ω)
マイク: Shure Bata57A x 2本
マイクスタンド: Tama MS205 x 2本
スピーカスタンド: Electro Voice TSP-1 x 2本、Electro Voice 200T x 2本、Ultimate TS-70B x 2本
音源収録: SONY PCM-D50
Video: Canon ivis HG10(HDD)


Yabatopia02アマチュアとしては精一杯の布陣で臨んだと言うべきであろう。
このスペースだったら、しっかりと音が届いたのではないだろうか

ライブが終了し、後片付けもそこそこに、「まあ一杯お茶を‥‥」と「そば処」の御主人のお礼の挨拶も拝聴しながら、一息ついた。
そこには、中津名物「からあげ」が皿に盛ってあった。
いささか疲れ、喉の乾きに負けた僕は、戴いたオレンジジュースとアップルジュールを一気に飲み干した。

外では、まだ暑い9月の空にこだまする程、多くのセミが鳴いている。
見上げると、ステージ前の山にそびえる仏舎利塔がやさしくほほえんでいるようであった。

さて、今回のライブは、「チャリティー自然保護ワンコイン\100コンサート」と銘打っている。
来てくれた方々、小さな子供達の手等から、ステージ前に用意されたカゴの中に、\100が入れられた。
「なんだかお賽銭みたいだね」‥‥と誰かが言ったが、全くそんな感じだ。

わずか\100だが、自然保護のために、お客様と僕らはちょっぴりお役に立てたのかもしれない。


Yaba01「菊池 寛」の名作「恩讐の彼方に」の舞台になった「青の洞門」のある自然豊かな中津市本耶馬渓町。
今や多くの観光客で賑わう、全国でも有数の景勝地であるが、そもそも昔は断崖絶壁の続く過酷な地であった。

関連情報:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%A9%E8%AE%90%E3%81%AE%E5%BD%BC%E6%96%B9%E3%81%AB

Yaba010その厳しい自然、言い換えれば本物の大自然に恵まれた本耶馬渓町。
その中心部にある道の駅「耶馬トピア」へ、是非名物のそばを食べにお越しになって戴きたい。
紅葉のシーズンはもうすぐそこ‥‥ここはまた紅葉狩りには格別な地でもある。

道の駅「耶馬トピア」
大分県中津市本耶馬渓町大字曽木2193-1
TEL 0979-52-3030
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kobetu/yaba/yaba.html

近くには全国羅漢寺の総本山「羅漢寺(らかんじ)」もあり、ドライブコースとして共に楽しむ事が出来る。 

羅漢寺
http://www.yado.co.jp/kankou/ooita/yabakei/rakanji/rakanji.htm

この記事を掲載した後に、中津市本耶馬渓のページに、今回のライブ情報が掲載されましたので、リンクさせて戴きました。

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2008年9月13日 (土)

日高ギター「Sound of Heaven」♪

大分在住のギター友「Charley」さんがオーダーした日高ギターが今年7月末に完成し、8月の中津の音楽イベント「アコサミ30th」に御招待した際に持ってきてくれた。

Hidaka04アコサミ関連記事:
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=914350864&owner_id=12900852

今回は、改めてその素晴らしい仕上がりの日高ギター「Sound of Heaven」にスポットを当てさせて戴く。

さて、Charleyさんはその名の通りCharの大ファンであり、早い時期からHPを通じて、全国にCharファンのネットワークを持っていて、今年「BAHO」を大分に呼ぶ原動力になった。

Charサウンド研究室:
http://sound.jp/char

また、Charleyさんは、根っからの「GARO」ファンとしても知られている。
今までにない斬新なギターサウンドと、素晴らしいコーラスで70年代を輝かせてくれた「GARO」。

Garo01そのGAROの愛したギターが、世界最高のギターと称される「Martin D-45」。
当時大学卒の初任給が数万円の時代に、D-45は「80万円」もしたのである。
今で言うところの200~300万円と言ったところであろうか。
その高額なギターを、なんと、GAROメンバー3名全てが持ってテレビに登場し、聴衆を驚かせた事もあった。

話を戻すが、戦前に開発された「D-45」、戦中の物資不足で一旦生産中止となり、戦後、市場の要望で再生産を始めたのが68年。
69年まで戦前と同じハカランダ(ブラジリアンローズウッド)のサイド・バックが使用された為、この時期のD-45は現在500万円前後の価格が付いており、論外の高嶺の花である。

さて、このハカランダD-45は別格としても、70年代前半(70年~74年)のD-45は、最Martin高級のハカランダに負けない超最高級品質の「インディアンローズウッド」を使用し、トップは貴重な「ジャーマンスプルース」、最高の職人の丁寧な造りと、ノンスキャロップブレーシング構造とも相まって、数十年を経た今、ソリッドで暖かみのある音を醸しだし、非常に貴重とされている。

そもそもなぜ、74年に大幅な仕様変更がなされたのであろうか?
それは73~74年に掛けての、第1次オイルショックによる大幅な物価高の煽りを受けてのコストダウンに寄るところが大きい。

さて、GAROのマークが弾いていたギターの音、それはこの70年代前半のジャーマンスプルースD-45の音。
それが耳の奥底に残り、いつかこの香りのするギターが欲しいと念じていたCharleyさん。

今回ギター製作を依頼するに当たり、その憧れの音の再現と、Charleyさんの激スゴのギターワークの為のプレイアビリティの実現という難題を、日高さんに託したのであった。

Hidaka06日高ギター「Sound of Heaven」の形状は、「D-45」とは全く異質であり、共通点さえ見つからない。

ミドルジャンボボディに、なだらかに肩を落としたカッタウエイ。
低音側のボディ厚を、高音側に比べて薄く造った日高氏オリジナルの非対称ボディで、低音の余分な鳴りを押さえた。
ヘッドは、日高氏特有の先端を若干絞った形状。
ブリッジも独特な形状であり、各部の造りに一切の妥協はない。
ヘッドは真っ黒のエボニーのつき板。
Hidaka03そこに刻まれた、日高氏の「M」のロゴから伸びる「Sound of Heaven」のバナーインレイ。
指板のインレイは無く、真っ黒のエボニーがすごみを醸しだし、唯一、指板エンドに、「誕生日月」(おそらく御家族それぞれの)を刻んだ星座マークが刻まれているあたりが心憎い。
ボディ周りのアバロンインレイと掟破りの二重巻きアバロンロゼッタに、若干D-45の臭いをかぐ事が出来る。
しかし、材にはこだわりがある。
Hidaka0270年前半と同じく、トップは「ジャーマンスプルース」、そしてサイド・バックは「ハカランダか?」と見まごう程の見事な「インディアンローズウッド」である。
本当に各部とも素晴らしく良い材が使われている!

詳しくは、Charleyさんのブログ「Today Is The Day」を参照されたし。

日高ギター「Sound of Heaven」製作日記:
http://charley.blog.shinobi.jp/Category/6/

さて、ライブ当日僕が弾かせて戴いたその音は、まさに新品の「D-45」そのもの。
しかも、最近のD-45とは違い、しっかり音が締まっていて、堅めでキラキラの音。
きっと、当時のD-45はこういう透明な音がしていたに違いない。
おそらく数年後には、それはそれは素晴らしい音色で楽しませてくれるはずである。

Hidaka05僕の「HOLS」とは全く異質な鳴り(僕のはマーク・ホワイトブック仕様ブレーシング)であり、ユーザーの好みで、こういう極端な音分けまで見事にこなす日高氏とはいったい何者?と思わざるを得ない。

日高ギター「HOLS」製作日記:
http://acoraku.way-nifty.com/blog/cat7745653/index.html

さて、下記「オールマンギター」のサイトで、日高氏と日高ギターが詳しく紹介されている。
日高氏の細かい手仕事と、そのギターの素晴らしい音色を動画で楽しむ事が出来るので是非御覧頂きたい。

オールマンギター:
http://allman.sub.jp/?p=13

Hidaka01_3この中ではタフな「男のギター」と紹介されているが、僕は一概にはそうは思わない。

彼は心地よい音を追求するために生まれた職人なのだ。
だから、彼のギターの音は、その都度目指す音と、そして客の好みと良い意味で融合し、千変万化する。


完成した「Sound of Heaven = 天国の音色」。
それは、きっとCharleyさんと、演奏を楽しむ僕らをも、清々しい天国に連れて行ってくれるに違いない。
皆さんも、もしどこかで日高ギターを見かけたなら、是非手にとってその天国を楽しんで戴きたい。

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2008年9月 8日 (月)

手彫りのプレゼント♪

今日、仕事から帰ったら、一通の封筒が届いていました。

Pick1_2その封筒は、1cm程の厚みがあり、何かが入っているようでした。

差出人は‥‥と、世田谷区‥‥○○○○?
この名前、どこかで見たような気もするなあ。

ハサミでチョキチョキと封を開けると、丁寧に梱包された小さな包みが一つ入っていました。
そしてメモ用紙に書かれたメッセージが‥‥。

あ~っ、マイミクの「じー、」さんだ~っ!

Pick2_2包みを開けると、中身は「手作りのピック」と「ピックケース」!
あのミクシィの記事に書いてあったじー、さん手作りの品なのです。


このプレゼントを送って下さった「じー、」さんは、決してお年寄りではなくて「じー、」さんはハンドルネーム。
御職業は歯医者さんです。
その歯科技工の技術と、専門の機器を使って、「本象牙」からピックを削りだし、仕上げに「はっちゃん」と超音波で名前を彫ってくれました。
ピックケースは「ローズウッド」製のようで、側面をつまむと、中からピックが顔を出します。
むむむ、中々のアイデア! 

そして、じー、さんらしく、素っ気ないけど、めっちゃ心のこもったメッセージが添えられていました。
それを読んでいると、なんだか、胸が熱くなりました。
楽し、嬉し、暖かい友のお陰でまた明日も頑張れるって感じです!

なんだかこのピック使うのもったいなけど、使ってみました。
これが、中々の使い心地(^O^)/
象牙は粘りと弾力があるから、弦への当たりがソフト、しなやかで弾きやすい。
そして、じー、さんがしっかり厚みのある造りにしてくれているので握りも安定感があります。
出てくる音はまろやかで暖かい感じです。
さすが、ギタリストが作ってくれただけあります\(^_^)/

Pick3_2じー、さんは僕のネットライブに欠かさず顔を出してくれて、夜食を作って食いながら、いつも最後まで聴いてくれます。(^O^)/
じー、さんの記事には、「これは、かっちゃんって彫ったんだ」って書いてたから、彼なりの照れ隠しだったんだなあ。
有り難う、じー、さん!涙ちょちょ切れるぜい。

ミクシィやブログを通じて、僕はじー、さんを始め、沢山の素晴らしい方々に出会う事が出来ました。
その殆どの方々とは会った事もないのだけれど、この世の中には、こんなに素晴らしい関係がある。
まだまだ世の中捨てた物じゃない、と思うのです。


「人の心」って、なんて暖かいんだろう!
僕の心にまた一つ宝物を戴きました。深謝!
 

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