今週末は、来月初旬にカナダに移住する事になった大分の音楽仲間「東洋さん」のお別れ会。
どんなプレゼントをお渡ししたら良いかと、先日バンド仲間のクロさんに相談されていました。
当初のアイデアは、音楽仲間に「色紙」に寄せ書きしてもらい、別に何か記念品を贈ろう、という事になっていました。
7月12日(土)夜、バンド仲間のクロさんとビールを一杯引っかけていた時にふと思いついた僕!
ギターのトップ板を、東洋さんの為に特別に製作してもらい、そのボディに寄せ書きしてもらったらどうだろう!
つまり「寄せ書きトップ板」というわけだ!
中津市には、趣味でギターを作られている「フルタ工房」があり、とても親しくお付き合いさせて戴いてます。
フルタ工房関連記事:
http://acoraku.way-nifty.com/blog/2008/02/post_b952.html
ギター大好きな東洋さんの事、カナダで経営する予定の日本料理店「SAKURA」に飾ってもらえるのではないだろうか!
東洋さんも僕以上にギター大好きなんだもの、僕だったら何をもらったら嬉しいだろう?
そうしたら自ずとこういう答えが出てきました(^^ゞ
「ギター好きの、ギター好きによる、ギター好きへの心からの贈り物」
というわけ♪
勿論フルタさんのこだわりも愛情も、しっかり込めてね♪
思いついたら即実行が僕のモットーだ!
さっそく、その場でフルタさんに電話して状況の説明と何とかお願いを‥‥。
はっちゃん:「今週末までに製作して戴くわけには参りませんか?」
フルタさん:「はっちゃんのお願いならやってみましょう!」
と、全面協力を約束して下さいました。
で、翌13日(日)の昼過ぎの事です。
フルタさんから電話があり、「やはり週末までは無理そうです‥‥‥‥というのは嘘で、もう出来ました!」
え~~~~っ?!出来たって、たった一晩しか経ってないよ、ほんと???
で、即「フルタ工房」へ行ってきました。
本当かなあ~‥‥。
あ、本当に出来てる♪
聞けば、ナント昨夜は徹夜して作って下さったとのこと!
フルタさん、貴方はなんていい人なんだ!
ヴィンテージタイプの12フレットジョイントOOサイズのトップ材は、シダー単板。
これにしっかりとスキャロップブレーシングが施され、フルタ工房独自デザイン「Leaf(リーフ)」である、ブリッジやピックガードも取り付けられて、塗装前の段階。
この「Leaf」は、僕がフルタさん用にデザインしてあげたものだ。
(※右の写真は、フルタ氏製作の「Leaf-3号器」と、今回のLeaf-Top。Leaf-3号器には、フルタ氏が敬愛する「岡崎 倫典」氏のサインが)
さて、何故一晩で出来たかって?
じつは、ちょうど作りかけのトップ板があり、それをこのために使って下さったとのこと。
ナント有り難い!
どうせディスプレイ用ならば、指板を取り付けましょうかね、って悪のりしながら、指板のデザインも協議。
フルタさんは「一切手抜きしてないから、このままギターが作れますよ」ですって。
相談の上、指板上部も「Furuta」の「F」の形状でカットされることになった。
<トップ材仕様>
ボディ:シダー単板
ブレーシング材:スプルース(スキャロップド)
指板:アガチス
ブリッジ:チェリー(山桜)(リーフ独自の千鳥デザイン)
サドル:牛骨
ピン:黒檀
ロゼッタ:ヘリンボーン&セル
ピックガード:ローズウッド製
ピックガードは、リーフ独自の葉脈デザイン。
アイデアは特許庁のお墨付きだ。
特許庁登録実用新案第3142716号(実用新案出願2008-2214)
http://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/be_search.cgi?STYLE=login&sTime=1216193306234
※キーワードの欄に「ピックガード」と入力して検索してみて下さい。実用新案の一覧の中に「ギターのピックガード」として掲載されています。
フルタ工房では、様々なサイズのウッド製ピックガードの製作注文を受けて下さる。
特製ピックガードのお問い合せは、中津市「フルタ工房」まで。
TEL 0979-24-1312
フルタ工房の角印と、「カナダで頑張って下さい!」と激励のメッセージが添えられた。
仕上げは、タンポ刷りによる軽い塗装が施されて完成。
今回、面識のない東洋さんに精魂込めて作って下さったフルタさん。
しかも無償で提供して下さるという。(ホントに良いの?)
そこに、フルタさんの念押しが‥‥。
「他ならぬはっちゃんの頼みだから作ったのであって、他の人だったら作りませんよ」と。
そうだよなあ。簡単そうに見えてこの作業はホント大変だもの(>_<)
フルタさん、本当に有り難うございました!
無理言ってすみませんでしたm(_ _)m
完成したトップ板を持ち帰った僕は、牛骨サドルと黒檀ピンをこのサイズに加工して取り付けた。
これは僕からの追加プレゼントだ!
僕は早速ホームセンターに行き、このトップ材を保護できる枠はないだろうかと探し周り、サイズに合わせたコルクボードを購入した。
このボディに、音楽仲間が寄せ書きをしてお渡しすることになる。
飛行機で持って行くには、ちょっと大き過ぎるかなあ‥‥という不安はあるが、東洋さんに喜んでもらえたら幸甚だ。
大分の音楽仲間の皆さん、寄せ書きよろしく!
きっと、皆の想いが詰まった素敵な「寄せ書きトップ板」になることだろう。
荷物になるって事で、もし持って行けなくても、後日カナダに送ってあげることにしようか♪
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