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2008年2月

2008年2月29日 (金)

春のライブ情報2008♪

まだまだ風は冷たいですが、少なくとも九州では、春はもうすぐそこに来ているようです。
桃の花も、木々のつぼみもほころぶこの季節、ギターを抱えて、外に出かけてSakura1_4みませんか?

きっと気持ちの良い「春の風」に出会えるはず(^。^)‥‥♪


さて、この春、はっちゃんが出演、もしくは関係する「春のライブ情報」をお知らせします。
もしお時間が許せば、友達と御一緒にお越し下さい。
そして、お越しの際は、是非「はっちゃん」に声を掛けて下さいね。

① 3/1(土) ねいろやライブ(大分市・ねいろや)

大分市内のライブハウス「ねいろや」で、我がバンド「KULO(今日も遊々らんど)」のライブを行います。
もし、お近くの方がいらっしゃったら、お気軽にどうぞ。


ねいろやHP
http://www3.coara.or.jp/~neiroya

こじんまりした店ですが、とってもパワフルなサウンドに浸れています。
ねいろや」に出演するのは今回初めて!
ということで、とっても楽しみにしています。

出演バンド:
Rakuichi3_2KULO (アコースティックトリオ)
シータケーズ (アカペラコーラス)
Eccentric


開演:20:30~
入場料:\1,500 (\500のドリンク付)

正直言って、「シータケース」さんも「Eccentric」さんも僕は聴いた事ありません(ごめんなさい)。
きっと、音楽をこよなく愛し、楽しんでいる方々と思います。


② 3/8(土) 26th ACOUSTIC SUMMIT (中津市・アコプレイス)

Choko01Rortary2_2大分県中津市のプレイヤー楽器店内のライブスペース「アコプレイス」にて、「26th ACOUSTIC SUMMIT」(第26回アコースティック・サミット)が開催されます。

プレイヤー楽器HP
http://www.player-jp.com

今回は、中津市内、近郊から集まった5つのバンドがしっとりと聴かせ、楽しませてくれますよ。
もちろん、我がバンド「今日もラーメン」も出演予定!
音楽の渦の中で、ゆっくり楽しんでいって下さい。

出演バンド:
Yuki01_2ちょ子
マーブル
Marble2今日もラーメン
チューバッカ
のぶた


開演:17:30~
入場料:\500 (当日\700) (ワンドリンク付)


③ 3/16(日) 坂元昭二・原口純子 Acoustics LiveAct 2008 (中津市・アコプレイス)

大分県中津市のプレイヤー楽器内のライブスペース「アコプレイス」にて、「坂元 昭二」 & 「原口 純子」のジョイントライブが行われます。

Sakamoto01_2関連記事:
http://acoraku.way-nifty.com/blog/2008/02/post_eba8.html


二人の実力派プロの素晴らしいライブ、聴かせます!
僕もすごく楽しみにしています!

出演:
Propic_3_4坂元 昭二
原口 純子


開場:16:00 開演:16:30
前売 \2,500 (当日 \3,000)

さて、その他のライブ情報は、詳しく分かり次第随時UPして行きます。
どうぞ、お気軽にお越し下さい!待ってま~す♪

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2008年2月21日 (木)

ホルスデザインの変遷♪

昨年完成した日高ギター「HOLS(ホルス)」のデザインを、その変遷と共に、忘れないうちにここに記す事にしました。

Hols59_3 これをお読み戴くと、その時々に悩みながら、次第に鮮明になってくる「ホルス」誕生の瞬間を少しでも垣間見て戴けると思います。

日高ギター製作日記も併せて御覧下さい。

http://acoraku.way-nifty.com/blog/cat7745653/index.html
(下側の項目①から順にどうぞ)

●桜案、かぼす案、世界地図案(2006年1月)

Kabosu12006年1月、日高氏に対面した際、その真摯なギター職人としての姿に感銘を受け、彼にギターを作ってもらう事を考え始める。

Sakura01どうせ作るならと、フルオリジナルのギター製作を依頼する為、デザインを練り始めました。
この時点では、一つのデザインに固執せず、色んなパターンを考えていました。

平凡だが、やっぱり日本人の心は「桜」か‥‥とか、大分を代表する農産物と言えば「かぼす」だ‥‥とか、スケールは大きく「世界地図」も素晴らしい‥‥とか、とにかく頭の中にある漠然とした形を、デザインとして表現する事にトライしていました。

●フライングピラミッド案(2006年2月)

Holsdesign01そんな中、僕の大好きな古代エジプトをモチーフにした「フライングピラミッド(空飛ぶピラミッド)案」が浮上してきました。
古代のエジプト(特にピラミッド)は日高氏の興味とも合致し、俄然盛り上がりつつ、何度も何度もデザインを書き直しました。

Holsdesign03しかし、逆に盛り上がり過ぎました。
僕の頭は飽和状態になって、収拾が付かなくなり、次第に行き詰まり、オリジナルデザインを突き詰めていく事に疲れてしまいました。

そしてギター製作の機運は、一旦ここで頓挫してしまうのです‥‥。

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ギター製作計画が頓挫してから、1年程も経過していました。

●エジプト案(2007年2月)

Holsdesign04頭の整理が出来てきた僕は、ギター製作計画を再開する事を決意!
そしてこの際、ピラミッドにこだわらず「古代エジプト」をモチーフに、思い切ってシンプルなデザインを書き始めました。

Holsdesign051年前のデザインから「月と太陽」だけを引用し、12フレットにインレイ等々。
しかし、この時点ではまだまだ、確固たるデザインの方向性が決まっていなかった‥‥。


デザインの再開と共に、製作材の選定・調達も同時進行で始めました。

「製作作業」以外の煩わしい事、時間の掛かる事は僕が出来うる限り担当する事にしました。

Guitarparts結局、サイド・バック材は南米からの直輸入‥‥。
トップ材・ブレーシング材は北米からの直輸入‥‥。
ピックガード材は、鼈甲屋さんから板材を‥‥。
ボコテ材、貴石等の装飾材、シュパーゼルペグ等も買い入れて‥‥。


通常はこのような支給された材料を製作家が使用する事は、ほとんど無いと考えます。
そもそも、ギター製作家が評価されるポイントは「音」と「材」のみだからです。

あくまで僕と日高氏の信頼関係‥‥そして両名のこのギター製作への思い入れの賜と思って下さい。

●イーグル案(2007年3月)

Holsdesign09エジプトの生物の中で、猛禽類、特に雄大な空を流しながら飛ぶ「鷲」が僕は大好き。
だから、12フレットを「鷲(ワシ)」に変更してみました。
そして、「猛禽類」を型どって、ブリッジ形状、ヘッド形状、ピックガード形状と全て「鳥」に変更。

でも、これでも今一歩意味が分かりません‥‥納得出来ない‥‥。

●ホルス案(2007年3月~4月)


Horus_4ヒエログリフだの、ファラオの歴史だの、古代エジプトについて追っているうちに‥‥「古代エジプトの鳥の姿をした天空の神」=「ホルス」に辿り着きました。
この時、上手い具合に頭の中でバラバラだったパズルが、瞬間的に一つの絵になった気がしたのでHolsdesign11す。

今まで描いていた「鳥」のイメージを12フレットに置いたら、そこから舞い落ちる「希望の羽根」が1枚。
満天の星空には三日月が浮かび、何処までも飛び立つ「ホルス神」。
それに、エジプト航空のロゴは「ホルス神」だHoruslogoったのかあ‥‥何と いう事でしょうか!

‥‥ウ~ム、段々とイメージが湧いてきたぞ~♪
ということで、最終デザイン案が、この時一気に完成しちゃった!


しかし、「ホルス神は隼(ハヤブサ)の姿をしている」‥‥と書いてある。
え?「隼」って猛禽類だけど、少なくとも「鷲」とは違うよなあ。一体どんな姿だったっけ?

Hayabusaネットで「隼」の写真を検索して見たら‥‥あ、やっぱり明らかに違うじゃん!
‥‥ということで、「隼」の写真を参考にデザイン画を描いてみる。
翼を広げた隼の写真がなかなか見つからずに苦労したけど、描いているうちに、だんだん似てきたかな。

Holsdesign16_3●隼イメージ案(2007年4月末) = 最終案 = 発注!

最初は「翼を下げて架空している写真」から絵を描いたのでイメージが伝わりにくかった為、「翼を上げて飛び立つ姿」に変更。
Holsdesign18_3日高氏からも「翼を上げた姿が良いです!」と太鼓判をもらい、イメージが固まったので正式発注へ。

Holsdesign23_2この時、ヘッドのコントラスト部のデザインは「波打った形」から、約1年前に考えた「フライングピラミッド案」のイメージ通り、「地球表面と宇宙空間」とのコラボレーションへと回帰した。


このように、ホルスのデザインが完成するまでの軌跡を追ってHols42いくと、「いくつかの偶然が重なった」としか思えない。
もしかしたら、この「符号」は大いなる何かに導かれたのかも‥‥。

●ホルス完成(2007年9月初旬)

そして構想から1年8ヶ月を経た「2007年9月」、はっちゃんと日高氏によるコラボレーションギター「ホルス」がこの世に生まれ出たのである。

Hols41「ホルス誕生」‥‥僕にとって、それは計り知れない「生みの苦しみの産物」であると同時に、「希望」と「感動」を呼ぶ大きな大きな出来事であった。

もしかしたら、この大いなる苦悩の中で「来たるべくして来た運命」の様なものが、いつしか僕を駆り立てていたのかも知れない。


‥‥なんて最近思ったりもする。

Hidaka01そして、何よりもこのギター開発に全面的に協力し、全身全霊を傾注して(しかも安価で)製作して下さった「日高雅樹氏」に、心より御礼を申し上げたい。

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2008年2月17日 (日)

ギター仲間の新年会♪

2月16日(土)に遅ればせながら、ギター仲間での新年会と相成りました。(1月から延び延びで‥‥)

バンド名「マーブル」をそのままお店の名前にしたスナック「マーブル」で、飲めや唄えやの宴会に!
暖かくて旨い「新鮮な地鶏のお鍋」を作って戴いたママさん、有り難う!

Marble02「Kulo」のクロさんや、「今日もラーメン」の山ちゃん、Marble01ヒカちゃん も集まり、それにフルタ御夫妻も飛び入り参加。

風邪が中々治らない面々も、美味しい地鶏鍋のお陰か、今夜は元気いっぱい!
まあ、とにかくこれがあるから音楽は止められないのであります。

皆様本当にお疲れ様でした。
今年もよろしくお願いします。

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2008年2月12日 (火)

フルタ工房ギターの集い♪

Furuta02_3「長崎から船に乗って神戸に着いた~♪」とは五木ひろしの歌であるが、「長崎は佐世保から車を運転して、ギター弾き2人の友人が来る」というアマチュアギター製作者 「フルタさん」からお誘いがあり、2月10日(日)に「フルタ工房」に着いたのは、集合時間の午後3時丁度。

Furuta_6既にメンバーは揃っていた。
今日のメンバーはフルタさん、はっちゃん、m太郎さん、長崎からのお友達2人の計5名。

Furuta08フルタさんはそもそも趣味が高じた木工技術を持っており、約1年前どうしても高級ギターが欲しくなり、「どうせなら自分で作ってしまえ!」と一念発起。
以来、既に2本のギター製作を行った。

製作された2本目のギターについては、下記URLを御参照下さい。
http://acoraku.way-nifty.com/blog/2007/11/post_8c19.html

Furuta09そして現在、なんと3本のギターを同時進行で製作中‥‥「何故3本同時に?」と尋ねたところ、「試験的に3つのパターンで作っている」との話。
ウ~ム、意味が分からんがやる事が凄い!


「ギター製作の為の治具や工具は高価だから」と、
自分で全部作Furuta07ってしまったという強者。
その情熱と探求心には脱帽する意外に手だてがない!
しかも、加工済みの材を買うのではなく、ブロック材を買ってきて、自分で薄板に製材されるという徹底ぶり!

見たところ、ネックの形をした材が6本も有る(なんで?何をしようとしてるの?‥‥)


僕も自分の事を、相当変わった人間だと思っていたけど、皆それぞれにかなり変わってる‥‥としか言いようがない‥‥。

さて、御自分で建てたという木の香りがする「フルタ工房」の中での、ギターを囲んでの一時はまた格別♪
Furuta04_2持ち寄ったギターを1本ずつ取り出しては、ギターのうんちくを語り合う。

当日僕が持参したのは、「Martin D-45 '73」「Martin HD-7RM」「Hidaka HOLS」「Kameoka KMD-cutaway」の4本。
ギター弾きにとってのギターとは、自らの分身であり、自らを表現する道具である。
Furuta02_2ギター好き同士によるギターの話は尽きる事がございません。

自然に演奏タイムへと突入。
懐かしい歌、心の歌、一人一人の思いのこもった演奏は楽しい♪

Furuta03_2僕は風邪が直らず、体調がいまいちの為に抑えていたのだが、結局抑えきれずに何曲か唄ってしまった‥‥皆様、悪のりしてごめんなさい(m_m)

夕食時になり、フルタ奥様御自慢の美味しい味噌仕立ての鍋を囲んでの身の上話や仕事の話‥‥これもまた楽し。
Furuta06_2食事の後にはまた演奏会。
ギターを肴に、笑顔が集う時間は矢の様に過ぎて行きました。

長崎のお友達は、当日はフルタ工房へお泊まりになりました。
そして「思わぬ大分のギター仲間に会って楽しい一時を過ごした」と、翌日は大変喜んで帰られたそうです。

フルタさん、それから奥様、お招き戴き本当に有り難うございました。

まだまだ動いた後は疲れが出ますが、お陰様で回復に向かっております。
皆様、これから少しずつ復活しますので、数日後にまたネットライブでお会いしましょう♪

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2008年2月 8日 (金)

ソロ演奏もまた楽し♪

最近になって僕は、平日も含めて結構な本数のネットライブをこなしている。
ちなみに今年に入ってから40日弱で、既に16本のネットライブを行ったことになる。


Hols39そう言えば大学生の頃はソロで活動していたのだが、今から25年程前に社会人になってからは仕事に集中してきた。
そして、ギターはハードケースにしまわれたまま、ぱったりと演奏活動しなくなった。

そして今から7~8年前、ふとしたきっかけで、またこの音楽の世界に舞い戻ってきた。
でもそれ以来、2人~3人のバンド構成で演奏してきた事もあり、逆にソロで唄うのが怖くなっていたのだ。
それは「一人で演奏するより、人数が多い方が人の心を惹きつける力が強い!」と心の何処かで思い込んでいたせいも有る。

Room2_4しかし、最近自宅からネットを通じてソロ演奏する事によって、ソロ演奏の楽しさを再発見する事になった。

一人で気ままに唄う事も楽しいのだが、お客とおしゃべりしながら(この場合チャットだが)、そのお客の好みに合わせて演奏する、それに対して反応がダイレクトに返ってくる楽しさはまた格別である。

もちろん、ここでは手抜きは出来ないし、2~3時間にわたって一人で歌い続けてもライブの合間に声を休める‥‥という訳にも行かない。
もう一つの収穫は、僕は3時間もの間、休憩を入れずに歌える(トークも含めてだが)という事が分かった。

Room4_3更にここ一週間程、ライブを聴いてくれる客がぐっと増えたのにも驚いている。
必ずチャットに入ってくれる強者も居るし、僕の曲を「自分も唄ってみたい!」とコード譜と音源を希望される方も何人か居て、演奏者としての充実感と元気を、みんなからもらってる。

こうやって続けていると、何だか「音楽の草の根運動」みたくなってきた。
そして「続ける事で 目の前が開けてくる」という事もだんだんと身にしみて分かってきた。

今になってやっと「ソロ演奏もバンド演奏も、どちらにもそれぞれの魅力と力強さRoom3_2がある」事を認識したのである。


僕のネットライブでの活動は、ライブを聴いてくれる方、応援してくれる方が居るからこそ続けられる。
そしてこのネットライブを続ける事が、きっと今後の演奏活動に良い意味で濃く影響してくるに違いない‥‥と思っている。

さて、連日のライブの疲れからか、または飼い猫のたたりか(夜行性の愛猫が寝せてくれない‥‥)、昨夜から風邪気味で鼻水は出るわ、喉が痛いわで、ネットライブ(と夜更かし)を控える事にした。
出来るなら数日後には体調を整え、みんなの前に戻ってきたいと思う。

ネットライブスポット「はっちゃんの部屋」は、あなたのお越しをお待ちしています。
あなたの力が僕の力です!見てくれてるみんな、本当に有り難う!

Room1_3はっちゃんネットライブ使用機材:
ミキサー BEHRINGER XENYX-2222FX
FireWireオーディオ・インターフェース ROLAND FA-101
コンデンサーマイク AKG C-2000B
→その後、RODE NT-2に変更
ヘッドフォン SONY MDR-CD900ST
Webカメラ LOGICOOL QCAM Pro for note book
パソコン SONY VAIO-Note VGN-FT90S
その後、VAIO VGN-FW91Sに変更

ネットライブスポット「はっちゃんの部屋」
(PC接続オンリーなので、携帯接続の方はごめんなさい)
http://www.stickam.jp/profile/happykun
「はっちゃんの部屋」連動画面ページ
(ブログ「アコギの楽園」とネットライブ「はっちゃんの部屋」が直結する画面)
http://acoraku.way-nifty.com/blog/2008/02/post_bc63.html

はっちゃん掲示板
(ネットライブの感想・応援はこちらへ)
http://6251.teacup.com/happybuzen/bbs

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2008年2月 7日 (木)

楽園は苦悩でもある‥‥

僕は今まで色んなギターを「買っては売り‥‥売っては買い」を繰り返してきた。

Guitar2Martinのオールド(と言っても50年代以降だが18~45まで)も弾いてきたし、ヤマハのカスタムもかなりの数弾いたし、タコマとかテイラーとか、はたまたロイ・ノーブル、また様々な国産ギターも弾いてきた。
(左右の写真のギターの多くは、既に手元に無い‥‥)

近所の運送会社では、僕の面は「ギターの人」という事で割れている様子。
Syugo3_6しかも、荷物を送る度に「高級ギター!取扱注意!」と書くものだから、それだけでも恐れおののき、更に荷物の値段を聞いて、きっぱりと受け取り拒否される事も一度や二度ではなかった。

という事で、結局今手元に残っているのは、自分の好みで淘汰され続け、自分にとっては珠玉のギターばかりである。
と言う事は、中々手放せず売る事が出来なくなってしまったギター達でもある。 (要はビョーキみたいなものです‥‥)

今僕の手元には、70年代のチープなFG-180~憧れのD-45まHols52_2で計12本が有る。
何れも劣らぬ「思い入れの産物」である。
アコースティックギター好きにとっては、まさに「アコギの楽園」とも言えよう。

しかしながら、12本のギターを、一人の人間がまんべんなく弾いてあげる事は困難であり、まあ「5~6本」程度が限度である。

現在主にローテーションしていると言えば‥‥(2009年1月現在、出番の多い順に)

Hols48_51) Martin D-45 '73 German spruce top
2) Hidaka HOLS '07 Adirondack spruce top & 100 years old Brazilian Rosewood side & back
3) Martin HD-7RM '05 Roger McGuinn Signature
4) Martin 000-18 '48 Bear Claw top
5) Kaoru HEAVEN cocoboro special '99 Cocoboro side & back
6) K.Yairi ME-82-12 CUSTOM '82 12-strings Custom
7) Martin D-18CW '01 Clarence White Signature
8) Kaoru CROW-3 '98 Sitka spruce top
9) K.Yairi DY-45 '78 Hacchan CUSTOM Brazilian Rosewood side & back

これらは、自分の部屋のギタースタンドに常設して、すぐに弾ける様にしているし、その他のギターも押し入れを少々改造して立てかけ、出来るだけ手にとって弾いてあげようと努力はしている。

しかし、どうあがいても、一人で弾ける数にはやはり限界がある‥‥。

そんな中、バンド仲間から「アコギが欲しい人がいるので、相談に乗ってあげて欲しい」と依頼された。
予算から考えると「K.Yairi TG-55 '76」(谷口楽器オリジナルのGUILD D-55モデル)を市場価格より安く譲ってあげても良いかも‥‥この際思い切って手放そうかと今思案中である。
このギターは、数年前ネットでたまたま手に入れた物だが、非常に素晴らしいギターで、しかも超レア物だったので、どうしても手放せないでいた。
(残念だが、こういう決断は自分の気持ちへの理由付けがないと、なかなか出来ないものである)

Tg55_4K.Yairi TG-55はっちゃんモデル仕様:
(先日、わけあってお嫁に出してしてしまいました‥‥)
トップ:シトカスプルース単板
サイド・バック:ハカランダ単板かコーラルローズ単板(カタログ仕様と違う為カスタムか?)
指板・駒:本黒檀(白蝶貝+アバロン貝インレイ)
ペグ:グローバーゴールド(カタログ仕様と違う為カスタムか?)


何と言っても箱鳴りするする!爆音である!言うなれば近所迷惑である!
それでも、ガンガンとストロークで弾きたいギターである。
サウンドホールからは、お香の様な甘~い香りがするし、これはハカランダだと思うけどなあ。

2mc28payned1yd504超レアなギターなので、手放せば二度と自分に戻ってこないのは分かっている。
こういう凄いギターを今まで何本か手放した。
そして、結局後悔している今の自分があるのも事実である‥‥。
(左の写真は、今でも後悔している手放したギター達‥‥の一部) 

色々書いてきたが、やはり家族の手前もあり、少し整理しなければならない様だ。
ウ~ム、「楽園」での苦悩はまだまだ続く‥‥。

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