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2008年1月 2日 (水)

年忘れ「輝ちゃん」ライブ♪

既に昨年末の話になってしまいましたが、はっちゃん恒例のライブレポートです。

12月30日夜、大分市「串焼き輝ちゃん」にて、恒例の「年忘れライブ兼忘年会」が催されました。

当日は、中津市から参加したバンド「Kulo」のクロさんとはっちゃん、そしてバンド「マーブル」のみっちゃんとちっちゃん。
Teruchan02_4この4人が僕のレガシィに同乗し、一路大分市を目指しました。

じつは一週間も前から、「30日から31日にかけて大荒れ」が予想されておりました。
「何とか予報が当たらないで欲しい」と念じておりましたが、ドンピシャ!
当日の夕方から急に風雨が激しくなり、やがて雪に変わりました。

5時半に中津市を出発し、「宇佐八幡宮」で有名な「宇佐市」から高速に乗り、目指すは「大分市」。
途中、野生王国「アフリカンサファリ」で有名な「安心院(あじむ)」の辺りから雪が激しくなり、ヘッドライトで映す前方は、横殴りの雪で真っ白に。ちょっと怖い‥‥。
減速して安全運転。
別府を過ぎる頃には小雪に変わりました。
とは言っても、翌朝の路面凍結の不安を十分に感じながら、大分市内へと入りました。

さて、串焼き「輝ちゃん」は、大分のアマチュアバンドのシンボル的存在。
しかし、ここはとても小さなライブスペースと、失礼ながら十分ではない音響機材で、ライブを行っている横で焼き鳥を焼いている普通の居酒屋。
何故ここに、多くのプロミュージシャンやアマチュアミュージシャン達が集まるのか、最初は不思議でした。

Teruchan16しかし、それも一重にオーナーの「大塚 東洋」さんの人柄であろうと思います。
人が自然と集まってくる場所です。
御本人もミュージシャンで、プロレスのプロモーター、焼き鳥店の社長という多彩な顔を持っています。。
(左の写真は、3年前の輝ちゃん忘年会ライブでの東洋さんの勇姿です。弾いているのは愛器の日高ギター: 大分 日高雅樹氏作)

さて、この東洋さんは、店を長男に譲り、御自身の「カナダ移住」という大いなる夢をTeruchan1実現する為、数年間を掛けて準備し、出発前の健康診断で思いがけない病が判明、その手術によって左半身が不自由になり、その道は閉ざされてしまったかのようでした。
数ヶ月の入院生活で、すっかり元気を無くしていた様子でしたが、やはり凄い気力の持ち主でした。
12月になって立ち上がり、辛いリハビリにも励む様になりました。

今回は、その勇姿を一目見ようと、沢山の音楽仲間が集まったのでした。ここ数年では一番多くのミュージシャンが集まったのではないでしょうか。
とにかく満員御礼!座りきれない程の客で店内は身動き出来ない状況。

Teruchan4特別なライブの日は、お客もミュージシャンも\3,500/人を支払 い、飲み放題・食い放題を選びます。
黙っていても、どんどん焼き鳥や鍋が運ばれてきます。
ビールや焼酎はたいがいの場合、セルフサービス。
飲みたくなったら、勝手にサーバーから、ビールを注いで飲みます。

ここで「東洋」さんが店に入ってきました。
「東洋」さんは杖をついていましたが、とても元気で、まずは一安心。
良かった♪

当日のスペシャルゲストは、司会の「千綾 奉文(ちあや ほうぶん)」氏。
数年前、「OBS大分放送」を定年退職されたアナウンサーで、約20年間、大分のアマチュアミュージックシーンを取り上げたラジオ番組「ぶんご・みゅーじっく・れえだあ」を主宰し、大分のアマチュア音楽を育て続けた「お父さん」の様な方です。

Teruchan01それこそ我々が高校生の頃、オリジナル曲を作ってはカセットテープレコーダで一発録音し、同番組に送っては雑音の入るAMラジオに耳をそばだてながら、番組の始まるのを待ったのでした。
曲をかけて戴いた時のうれしさは、例えようもない物でした。
その懐かしい、今も衰えない張りのある声が「輝ちゃん」の店内に響き、東洋さんを紹介しました。
「あー、あの声は健在、嬉しいなあ‥‥」

その「ちあや」さんの音頭で「かんぱ~い!」

Teruchan03_2東洋さんの2人の息子さんは、立派に親の血を引き、何れもミュージシャンを志した強者。
とにかくメチャメチャうまい!

大分のCharこと「Charley」さんとのコラボは、開始コードとリズムを決めるだけで、曲名も無し、ルールも全く無し。
しかし、そのセッションの凄い事、凄い事‥‥まさしくため息物。

Teruchan04続いては大分の代表バンド「Ya-Chari(やっちゃり)」。
バンドとしての安定感・テクニックは抜群!
オリジナル曲も秀逸です。

Teruchan07「TAKE(ネットではTAKE@大分)」さんは、大分の大御所。
会場のつかみはさすがです。場慣れしています。
人情味溢れる唄は心を揺さぶります。

Teruchan06ここで登場は我が「Kulo」のクロさんとはっちゃん。
東洋さんの体調を考えて、手始めは2曲ずつという事で、「ファビオラの風」と「始める事で何かが始まる」。
東洋さんの前途に乾杯!って事で、ガンガンに演奏いたしました。

Teruchan2中津から来た「マーブル」は、懐かしい「サルビアの花」を「Kulo」の演奏で唄いました。
譜面をもらっただけのぶっつけ本番でしたが、ステージでは何度か聴いた曲でしたら、そこそこ良かったんじゃない?

Teruchan08「鬼塚」さんは味のある歌声、フィンガーピッキングの軽やかな演奏が魅力的です。
彼は、素晴らしいカオルギターを初め、蒼々たる有名メーカーのビンテージギターを持っていて、その部屋は、ハードケースがずらりと並び、まるでギターショップの様相を呈しています。(鬼塚さんの今年の写真がなかったので、昨年の輝ちゃん忘年会ライブの写真を掲載しています)

「赤嶺ようこ」さんは、いつもながら一生懸命、純粋なパワーがあります。
Teruchan14ギターの手持ちが無いとの事で、日高ギター「ホルス」をお貸ししました。
周りから「ぶつけるな~、ぶつけるな~、ぶつけるんじゃないぞ~」
ようこさん「酔っぱらってるから、ぶつけるかも~♪」‥‥ひやひや‥‥。
ギタリスト「Charley」さんとのコラボも、楽しいねえ♪
彼女が弾き終わってからのコメント‥‥「このギター弾きやす~い♪なんで~?」

Teruchan09「井上」先生は、高校の美術の先生、これがまた素晴らしいボーカリスト。
お父さんバンドのグランプリ受賞者で、オリジナル曲が良いんですよ。
秀逸なメロディと歌声が胸にしみます。

Teruchan10マクドナルドの店長さんとAPU学生のマレーシア?からのアルバイト店員のおにいちゃん。
これはコラボも良かったけど、「日本語苦手です」と言ってたおにいちゃん、ギターも歌もうまいじゃん!
澄んだ良い声だなあ。

Teruchan11ということで、「東洋」さんと病院の「リハビリの先生」とのコラボ。
先生「スーパーアダマス」持ってきた。それだけでもスゲーじゃん。
かぐや姫と岡林の曲、うまい!

「東洋」さんの「龍馬」を聴いたのはホント久しぶりです。
ウルウルです‥‥。
Teruchan12ここに帰って来られたことで感無量‥‥ギター仲間達の暖かい気持ちに、溢れる「東洋」さんの涙は感動的でした。
「カナダに行きます!」って言葉には希望の光が見えました。
元気をもらいました!

東洋さんは病み上がりの体調のため、一足早く帰ることになりました。
店を出る前に、僕はしばらく彼とハグ「東洋さん、有り難う!」‥‥。

Teruchan04_2この後行われた第2ステージでは、Charleyさんも「ホルス」弾いてくれました。「ホルス」がめっちゃ喜んでいました♪
みんなみんな、楽しくて楽しくて仕方ない夜は、夢の様に過ぎて行きました。

Teruchan15こうして12時過ぎるまで飲んで騒いで、「輝ちゃん」で1年の憂いを忘れる事が出来ました。
「東洋」さん、有り難う!
またここに来年来ますから、今以上に元気になっていて下さい。

そこらでまた一杯飲み、ラーメン食って、ホテルの部屋に戻ったのは午前1時過ぎ。

さて翌朝、大晦日の大分の空には晴れ間が見えています‥‥あー良かった~帰れる。

Teruchan13マーブルのお二人とクロさんとの4名でまたレガシィで。
「ああ、楽しかった!」「これでまた頑張れるね!」「来年も来たい!来られたらいいなあ‥‥」という言葉が口々に零れ出します。

そして「みっちゃん」が言いました。
「私たちは幸せだね。こうして楽器が出来るから、音楽を通じて友達が沢山できて‥‥」

本当にそう思う、2008年も未だ見ぬ友達、きっと出来ると思う。
それには、自分から何かを始めなきゃね♪

長い文章、最後まで読んで下さって有り難うございます。
今年もよろしくお願いします。

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