このサイトのHeadwayファンが集まる「九州オフ会」は、年に一度、九州各県の幹事さん持ち回りで行われています。
じつは、大分の音楽仲間のTAKEさんから、「別府でのオフ会に参加する」との情報を聞き、居ても立ってもいられず、オフ会一週間前でしたがメールで御願いした所、初参加で、しかも飛び入りの私を快く受け入れて戴きました。
<集合と準備> 「オフ会」開催場所は、別府「亀の井ホテル」。
日程は、9月22日(土)PM4:00~23日(日)AM10:00。
午後4時集合の所を、私は所用の関係で4時過ぎに到着しました。
ホテル内での開催会場が分からず、うろうろして、開催場所にやっとたどり着いた時は、既に4時半。
ドタバタと、ついつい本名を名乗ったところ、集まった皆さんは「???‥‥」。
あっ、そうか「はっちゃんです!」と言うと「あーっ!こんにちは!」って、温かく迎え入れて下さいました。

会場は、2室のカラオケルームをぶち抜いて、結構な広さを確保しておりました。
目の前にはギターケースがずらり!PAも並んで、否応なしに気分は段々と盛り上がりつつ‥‥。
早速皆さん、ケースを開け、自慢のギターを並べて行きました。
それが半端な数じゃない!!
ある意味、そんじょそこらの「ギター専門店」より良いギターが並んでるよ! 私は、カオルギター2本と、日高ギターを持って行ったのでした。
丁度今回、長崎よりお持ちになっていた高崎ギター「フェロー」と共に、
シーガル弦楽器工房出身の「3兄弟揃い踏み」です。
ギター写真撮影会!の如く、パシャパシャ‥‥質問飛び交う、飛び交う‥‥何だか記者会見みたい。
どうでしょうか?この4本絵は、中々無いでしょう!
(お気付きですか?ホルスの銀細工ヘッドロゴを日高さんに付けてもらいました。何故「M」かって?日高 雅樹のMなのです) 私は、このフェローに興味津々‥‥インレイ綺麗です!作りは丁寧です!勿論、音は一級です!
トップ・シダー、サイドバック・ローズ。
さすがシダー、レスポンス良いです!ローズの音のダークさも相まってしっとりとしています、
Martin D-45GEには、ぶったまげた!
この柾目のハカランダは、今ではもう無理でしょう。材が皆無で作れないでしょう。
こんな場所に持ってきて良いのでしょうか?○百万?博物館級?
Headwayのカスタム物が一杯!GibsonやTacomaや‥‥。
ここの部屋のギター全部売ったら、一体いくらになるのでしょうか?
今のアマチュアは、プロより良いギター持ってますよ。絶対!
プロの方々も大変だと思うなあ、特にギター好きの人達は耳が肥えてるもの。
<第1部:自己紹介>
集まった一人一人が、思い入れのギターを抱えて自己紹介。
九州はもとより遠方からの参加もあり、各自ギターへの熱い想いを語り、Headwayファンの底力につくづく感じ入りました。
<ブラインドテスト> プログラム第1部のメインは、ブラインドテスト。
4本から5本のギターを選定して、同じ旋律で各ギターの音を聞かせ、その後全員背中を向け、また同じ旋律を演奏してどのギターの音か当てるゲーム。
この頃に「Headwayギター最高!」を主宰するコロさんが関東から到着。
ネットではおなじみの方ですが、初めてお会いしました。
とても紳士的で、ギターを愛する気持ちは人一倍‥‥いや人十倍かも。
しばらく、二人でギター談義しましたが、ギター好き同士、おそらく話し出したら一晩でも止まらないでしょうね。 さて、ブラインドテストの話に戻しますと、自分のギターであってもこれが意外に分からないものです。
Gibsonか、Martinかも分からない音のギターもある。不思議でした。
ギブソンでもあの倍音が出るんですね~。
その後、シーガル3兄弟の弾き比べ。
私の3本のギターの音は思った通り、とても似ており、ある意味一番難しい組み合わせと言えました。
全て同じ工房出身のギター製作家ですし、特に私の3本は材が全てスプルース+ローズ系ですし、弦は同じErixirですし。
背中を向けて、音だけ聞きて改めて気付いたことは、10日前に完成した「ホルス」が、10年前に完成した「カオル Crow-3」に負けない位に鳴ってる!
倍音の出方が両器とも酷似している。(指定したとおりD-45の倍音成分が入ってる)
私は、このCrowとホルスの音を入れ違えてしまい不正解。ナント情けない!でも正解者は1人も居なかったよ。
それから、音の傾向は似ている3本ですが、「Heaven」だけは胴鳴りの音が違う。
トップの面積が大きいからか、板の音圧が前に出てくるのかな。
音だけで判断するっておもしろいよ!
と言うことで、5セット位やって、私は1セットしか当たらなかった。
がっかりです!でも楽しかった!
ライブで、お客と一緒にゲームやったら面白いかもね。やってみようかな♪
<食事会> その後は、ギター部屋には鍵を掛けて隣で食事会。
コロさんの乾杯の挨拶の後、円卓を囲んで美味しいホテルの食事とギター談義で盛り上がりました。
手作りのヨーグルトも飛び出す等、楽しい一時でした。
<第2部:試奏会> お酒もかなり入った後、ギター部屋に戻ってめいめい試奏を!
各自お目当てのギターを手に、その音と、作り等まじまじと確認していました。
カオルもホルスも休むときが無い程に見つめられ、なでられ、可愛がられて、とても幸せそう(笑)でした。
<演奏会> 
さて、演奏会が始まりました。
トップバッターは、大分が誇るアマチュアミュージシャンの大御所「TAKEさん」。
さすが、一発で雰囲気を和ませる名手!
その後、私が登場。
久々にソロでやらせて戴き、ちょっと緊張。
TAKEさんにハープ吹いてもらって、1曲お助け戴きました。

皆さん、1年に一度集まってから久々にやるのでしょうか、廊下で練習していました。
各古参メンバーや新参メンバーでのユニットやらセッションやらで、約2巡した位で午後11時頃に第2部はお開き。
<温泉を楽しむ> 後片付けの後、天下の名湯「別府温泉」で汗と疲れを癒しました。
ゆったりと入る温泉はやっぱり良いね~!
ギターと温泉、最高!
<第3部:真夜中のギター談義> 12時から強行軍の大部屋での第3部、ギター談義へと突入。
広い部屋を借りていたので、全員が1部屋に集合。
Headwayギター中心の話は最高潮に!
でも夜中なので、声は静かに、想いは熱く‥‥。
ブリッジが剥がれた古いハミングバード型Riderオークション(?)等で、場は盛り上がり続けたのでした。
いやあ、ギター何十本も持ってる方も居た!もの凄い迫力だろうなあ!
マンションにお住まいだって言ってたけど、どうやったらそれだけ置けるんだろう‥‥不思議。
私なんか全く足元に及ばないよ。
さて、私は2時には部屋に戻ったのですが、その後のギター談義、いったい何時まで続いたんだろう‥‥。
<撤収> 翌朝は、皆顔を合わせて朝食を取り、後片付けの後、ロビーで最終ミーティング。
今回TAKEさんから自家収穫の「かぼす」を皆で分けて、記念写真を撮り、握手の後解散!
来年のオフ会は、佐賀嬉野温泉で、って事に決まりました。
<御礼とあとがき> 今回、アコースティックギターを愛する者約20名が、一堂に会して開催された「Headwayギター最高!」の九州の名湯「別府でのオフ会」。
熱い!とにかく熱い方々です!
遠く関東、東海等からも参加もあり、ギターを通して出会い、また繋がって行ける様な素晴らしい時間が流れました。
参加された皆様、お疲れ様でした。
そして、この場を設定して下さった幹事の皆様、全国のHeadwayギターファンの皆様、楽しい一時を有り難うございました。
これから、もう一がんばり開催レポートの制作もあると思いますが、その時にでも私が撮影した写真がお役に立てれば幸甚です。
またお会い出来ることを楽しみにしております。
こうして、ギターや音楽だけじゃなく、ネットという今や身近になった道具を利用して、人と人とが出会い、触れあえる社会になりました。
決して後ろ向きな意味ではなく、前向きに更に多くの人達と、心がわかり合い、繋がれるようにと祈る今日この頃です。
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