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2007年8月19日 (日)

日高ギター製作②噂の人

2004年
<東洋さんのオーダー>

Hidakatoyo01ギター仲間の「東洋さん」(串焼き屋 輝ちゃんのマスター)のHidakaギターが完成したのは、2004年の事だったかと思います。
当時、出来上がったHidakaギターの艶のある音色と、そのサイズには似つかない大きな音量に感銘を受けたものでした。

<三ヶ尻さんのオーダー>

Hidakamikajiri01こちらもまたギター仲間、大分のヨン様こと「三ヶ尻さん」オーダーのMJ-CW(SM-CUSTOM)の「COZMO(コズモ)」。
その素晴らしい仕上げと、細かなインレイワークには脱帽。
デザインは「ビッグバン」をモチーフに、指板上には惑星達がインレイされています。
イングルマンスプルースとローズウッドサイド・バックのどっしりとした音に裏打ちされたバランスの良い鳴り。
「素晴らしい」の一言でした。

<日高氏とニアミス>

Terubohnen01おそらくこの年の暮れの「輝ちゃん忘年会ライブ」に、山ちゃんとクロさんと一緒に参加した時だと思うのですが、日高氏が東洋さんのギター調整の為に来店されて直ぐに帰られたらしいのです。

その後、先程帰られた方が日高氏だったと知り、挨拶できず、とても残念だったのを覚えています。
暗かったのでよくお顔は拝見しませんでしたが、「そう言えば凄く背の高い人が居たなあ」という第一印象。
結局、まだこの時点において、出会いは達成されないままでした。

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2005年
<クロさんのオーダー>

Hidakakuro01クロさんが、東洋さんのギターを痛く気に入り、日高氏に自分のギターをオーダーされました。

クロさんは元々、マホガニーサイド・バックのギターがお気に入りなのですが、オーダーしたのはローズウッドサイド・バックとは、「ウ~ムどんなギターだろうか」と私は興味津々。  
そして出来上がってきたHidakaギターは、正に納得の素晴らしい出来映えでした。
音は、「ローズとマホの良いとこ取り」って感じで、「これはクロさん好みだなあ」と思った次第です。Kulo11_5

その後、弾き込む程にそのレスポンスを増し続けるHidakaギター。今ではその澄んだ 深みのある音は誰が聞いても「良い音!」に育ちました。

これは、クロさんから聞いた実話ですが、クロさんは檀家さんへの法話の際にギター演奏を交えるらしいのですが、初めて檀家さんの前でHidakaギターを演奏した時の話です。
ギターの事を全く知らないお年寄りが「今年のギターはいい音がするねえ」と言ってくれたそうです。
クロさんが既に持っていたギターは、「Martin D-18V, Gibson J-45等」蒼々たる有名メーカーのギター達。
ギターの音に素人の方が聞いても、それら名器よりHidakaギターの音色の方が良いと感じるとは‥‥それも今では、結構納得行く話です。
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