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2007年8月

2007年8月28日 (火)

星くずのタカラモノ(Kulo)

Jyusanya2_3同じく「十三夜」で歌わせて戴いた我々のオリジナル曲「星くずのタカラモノ」の映像です。
「星くずのタカラモノ」は、世界中の子供達へのメッセージソング、応援歌として作った大切な曲です。

★「星くずのタカラモノ」ビデオ無料視聴」 (約6分)

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070210_3 【星くずのタカラモノ】 

詩・曲:はっちゃん

演奏:Kulo

君は今 歩き始めた 人が皆登るこの道
宛のないゴールを 求めて行く旅さ
信じる事に疲れても
ただひたすらに祈ってみろよ
いつも歴史がそうであったように
きっと君も生きる勇気を 手にする時が来るはずさ 全てが輝いて
希望に頬を熱く染める
若い時代(とき)は君のタカラモノ

君はまだ歩けるはずさ 自らの役目の重さを
知る時が来るまで ひるまずに顔を上げて
崖っぷちでも流されるな
もがいて あがいて叫んでみろよ
それでも無理だと 分かったらじっとして
やがて光が指し込む方角を 目指し続けたその時に 全てが癒されて
流す涙に息を凝らす 若い時代(とき)は君のタカラモノ

回り道でも悔やまないで 引き返してもやり遂げられるさ
君の前には星の数程の チャンスや出会いが待っているから

踏みしめて行く足跡が 夜空にちりばめられる
いつか笑える明日の為に
若い時代(とき)は君のタカラモノ 
若い時代(とき)は君のタカラモノ

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2007年8月27日 (月)

大きな木の下で(Kulo)

Jyusanya2_2 大分市は府内町の元かぐや姫「森 進一郎氏」経営のライブハウス「十三夜」にて、2007年2月10日に出演させて戴いた際の「大きな木の下で」の映像です。

★「大きな木の下で」ビデオ無料視聴」 (約6分)

「大きな木の下で」は、トキワデパートのCMソングになった曲です。現在は、「Kulo」の代表曲として各地で歌わせて戴いています。

当日は、お客様がビデオを持って近距離で撮影して下さり、普段には無い、ドアップの映像‥‥我々が映像として耐えられない、という部分もあるかと思いますが、我慢して御覧下さいませ。

さすがのはるさんも、寄ってくるカメラに耐え切れず、この日限りはミスタッチ有りかな‥‥。

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070210_2【大きな木の下で】 

詩・曲:クロさん

演奏:Kulo

見えない何かにつつまれ 生きてるのに
そんな事も気づかずに 刃(やいば)を振り回してる

ねえ 君はおぼえてる? みどりの風のにおいを
ねえ 君はおぼえてる? 暖かい日差しの匂いを
心の闇をふりはらう

大きな木の下で いつか君が見た同じ空を見上げて
大きな木の下で 両手ひろげ
日だまりの中につつまれて良いんだ

やり場のない怒りがこぼれ始めたとき
つないだ指先の暖かさを忘れていた

ねえ 君はおぼえてる? あの澄んだ空の青さを
ねえ 君はおぼえてる? 通りすぎる雲の白さを
心の闇をふりはらう

大きな 木の下で 置き忘れてきたことを思い出す
大きな 木の下で 広い空に手を伸ばせばつかめる気がする

苦しみの中に今 君は居る 悲しみの中に今 僕は居る
今飛び出して あの場所へ

大きな木の下で いつか君が見た同じ空を見上げて
大きな木の下で 両手ひろげ
日だまりの中につつまれて良いんだ

大きな木の下で 大きな木の下で 大きな木の下で

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<御礼と御願い>

ブログ「アコギの楽園」を御覧の皆様へ

毎度、ブログ「アコギの楽園」を御覧戴き、心より御礼を申し上げます。

さて、このブログをお読み戴き、御意見、御感想等がございましたら、遠慮なく下記メールアドレスまでお知らせ下さい。

Post01r 御意見、御感想等のメールはこちらへ

ブログ「アコギの楽園」は、皆様の暖かい御指導と御支援により支えられております。
                                     敬具
  
                      管理人 はっちゃん

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2007年8月26日 (日)

あの空へ帰ろう(Kulo)

Kulo(今日も遊々らんど)の「あの空へ帰ろう(大分編)」の動画をUPします。

★「あの空へ帰ろう」ビデオ無料視聴 (約6分)

Jyusanya2_4この映像は、2006年11月18日に大分市府内町のフォーク居酒 屋「府内フォーク村 十三夜」というライブ居酒屋において収録したものです。

「十三夜」は、伝説の「初代・かぐや姫」メンバーの「森 進一郎」氏が、勤め先の銀行を早期退職した退職金をつぎ込んで、自らの夢を実現する為に作り上げた渾身のライブハウスです。

「初代・かぐや姫」は、南 こうせつ、森 進一郎、大嶋 三平の3名で結成されました。

Jyusanya1_2デビューし、アルバムを作るも、時代の風が吹かないうちに、1年半の「初代・かぐや姫」の活動を中止し、大嶋氏と共に帰郷し、銀行へ就職。
東京に残った南 こうせつは、伊勢 正三、山田 パンダを伴って「2代目・かぐや姫」を結成、その後の大活躍は皆様も御存じの通り。

しかし、森 進一郎氏は、その後現在に至るまで、バンド「DEAR FRIENDS」(ディア・フレンズ)を率い、大分のミュージックシーンをリードし続けています。アマチュアながら、1年に一度催す「iichikoグランシアタ」のライブでは、何とあの大ホールを満席にする程の根強い人気を誇っています。

Jyusanya3大嶋 三平氏は、現在そんな森 進一郎氏を、人的にもブログや携帯サイトにおいてもバックアップし続けており、深い友情を感じます。

さて、ここに御紹介するオリジナル曲「あの空へ帰ろう」は、元々、大分県中津市の歌として作ったのですが、ある時ふとした思い付きで、演奏に行ったその土地をテーマにして、詩を変えて歌う事にしたものです。
現在「あの空へ帰ろう」は、「中津編」「豊前編」「杵築編」「小倉編」「大分編」が存在します。
(※皆近所の市町村です)

人生の岐路において、ふと誰もが心に思う、暖かく包んでくれる「故郷の豊かな自然」と、「人々の暖かさ」、「恋の甘酸っぱい思い出」‥‥。

誰の心の中にも「故郷」が存在するもので‥‥この曲は、人それぞれの故郷の事を思い浮かべながら、自分に重ねながら聞いて戴ければ、作者冥利に尽きると言うものです。

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【あの空へ帰ろう】(大分編) 詩・曲:はっちゃん、演奏:Kulo

悲しい時には ふと故郷を思い出す
懐かしい人々の言葉 一つ一つ胸に抱き
愚にもつかぬ夢にも 永い月日を揺れて
愛しい女(ひと)との出会いも 青い記憶の中

君の笑顔を 花火の宵に 見つめた 七夕祭りの艶やか浴衣

探し探し続ける 僕らの未来地図を
今日も足を引きずり 季節を重ねている

昔語りの老人 遠い目を潤ませて
戦いの時代をくぐり 飛び越せない若さ嘆く
この空の彼方にも 優しい雲 流れ往き
呼べば応える友の顔 一人一人蘇る

君の瞳に光る涙は 弛まぬ七瀬川の清らか滴

淡い恋の秘め事は どこまでも空しく 心にざわめく 
そうだ 府内の石積みの威容の如く
君を守れる自分を探す旅さ

さあ あの空へ帰ろう 全てを包んでくれる
霊山(りょうぜん)の涼風に誘われ 大分の街に帰ろう  

さあ あの空へ帰ろう 大分の街に帰ろう
さあ あの空へ帰ろう 大分の街に帰ろう

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「府内フォーク村 十三夜」情報

DEAR FRIENDS ホームページ

大嶋三平氏 徒然ブログ※大嶋氏のブログにて、2007年2月の十三夜ライブの模様が紹介されています。

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NHK出演の映像(Kulo)

昨年6月に、Kulo(今日も遊々らんど)が、NHK大分に出演した際(約20分間)の映像を、動画サーバーの時間・容量制限の関係で、前編後編に分けてUPします。

★<前編>Kuloビデオ無料視聴 (約10分)

★<後編>Kuloビデオ無料視聴 (約11分)

映像変換の際、音声と少しずれてますが、それもまたご愛敬。
ゆっくりと御覧下さいませ。

Nhk21曲目:大きな木の下で
詩・曲:クロさん、演奏:Kulo

数年前、大分のトキワデパートのテーマソングになった曲、クロさんが作りました。 子供に対する親の広い心や、その想いを唄った曲です。 (私は向かって左側でハモリやってます)

収録時、リードボーカルのクロさんは、風邪ひき真っ直中、鼻声で喉はガラガラ、最悪のコンディションでした。
更に、私も数日前の練習の時に、そんなクロさんの風邪を移されて、当日はのど痛くて、2人で「のどスプレー」1本使い果たしたのでした。
なんと言う事でしょう・・・そんなものです、人生は。

それから、インタビュー中、私は終始上がりっぱなしで‥‥これまたすみません。

Hokubu1 2曲目:ほ・く・ぶ
詩・曲:クロさん、演奏:Kulo

中津市立北部小学校の創立100周年記念として、クロさんが作った「ほ・く・ぶ」。

北部小学校の生徒達と、現場合わせで一発録り、その割には結構うまく行ってんじゃない? 小学生は、NHKの本格的なスタジオに興味津々、とっても良い社会見学になったのでした。
この曲は何と言っても、子供達の清らかな歌声と笑顔がキモ!
彼らに新鮮な風をもらった僕らでした。

この曲は子供達に差し上げた曲なので、この収録以降は一度も演奏していません。
チャン♪チャン♪

Nhk13曲目:ファビオラの風
詩・曲:クロさん、演奏:Kulo

中津市の「ファビオラ看護学校」の校歌をクロさんが依頼された曲です。
ハーモニーが結構キモです。

果たして、お坊さんのクロさんが、看護学校の校歌を歌って良いのか、と言う問題は若干あります(収録の際の、後ろの照明がステンドグラスで、立っているロウソクもどう見ても教会のイメージ)が、クロさんは、「あのロウソクはお参りの際のお灯明で、後ろ側の照明は本堂の入り口なのである」・・・と、ちょっと苦しい言い訳のような・・・。

これらの曲は、バンド結成後すぐに収録した映像(実は収録前に2回しか音合わせしてなかった)なので、まだまだ未完成な部分が多かったのですが、さすがNHKの映像・音作り!ソツがないです。うまくまとめて戴きました。

さて、演奏収録当日は、何と「5時間」を要するという、さすがにNHKさん、リハーサルが綿密!
でも本番までに既に疲れてしまった僕らでした。(笑)

2006年6月16日PM5:00~放送, NHK大分オアシステレビ「オアシス音楽館」にて
※本映像はNHKに所有権があります。この映像は個人でお楽しみ戴く以外、営利目的に使用する事は出来ません。

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2007年8月21日 (火)

日高ギター製作⑧出現

<ネックが出来た!>

2007年8月12日:

ネックの握りが完成、第一次塗装も完了したと連絡を受けたので、預けておいた「Kaoru Heaven」を引き取る為に、約2週間ぶりに工房を訪問する事にしました。

前日の山ちゃんの結婚パーティーの写真を届ける為に、出発前にプレイヤー楽器に寄ったところ、ベースのカドちゃんが暇そうにしていたので、「一緒に日高さんとこ行かない?」って、結局乗っけて行きました。彼にとって日高氏の工房は初めての訪問です。

当日も中々の天気、大分市への道程、カドちゃんと二人の車中、新曲の打ち合わせを行いながらボチボチと向かいました。

さてさて、「Hols」はと言うと、一層綺麗♪になっていました。

今回、ネックの握りが完成し、第一次塗装が完了。そしてボディは第二次塗装を完了していました。

Hols08ネックが出来てる!すっげ~!

どれどれ‥‥握りを確かめようとすると、日高氏が「まだ塗装したばかりなので、大丈夫だとは思いますが強く握らないで下さい」と‥‥。
了解~!そっと握ってみました。

Hols07_2 ウ~ム、良い感じではないか!「Heaven」の握りと全く同じと言って良い!ピタッと手に吸い付く様にしっくり来る感じ!
それにネックにも塗装が施されて、キラキラしてる!
ネックの裏側の姿も風格があって、とっても良いじゃないかあ。

ボディは‥‥と言うと、2回の塗装を経て、艶が増し、これがまた美しい!

ヘッドデザインも指定したとおり‥‥すごくカッコイイ!
このヘッドのロゴマークは、そもそもアバロン貝だったのが、前回の打ち合わせで「銀細工」を取り付ける事になりました。

Horus011今回初めて、出来上がったヘッドに実際にロゴを置いてみると、ヘッドの面積に比べてロゴマークが一回り大きい印象。やっぱり派手に見えるけど、大丈夫かなあ。やっぱり止めようかなあ。
(上の写真を見て戴ければ、日高氏が私のデザインを忠実に再現してくれている事がはっきりと見て取れる)

そこで登場したのが、ベースのカドちゃん。「これはこれで、とっても良いよ!オレ好きだなあ」という、何とも率直なお言葉♪

日高氏の意見としては、「充分このレイアウトでデザインになってるし、銀細工がなくても良いのではないか」と仰っておられましたが、僕はやはり、ここに日高ロゴが欲しいのです。

そこで日高氏曰く‥‥「今はこの銀細工はピカピカで派手かも知れませんが、そもそも銀は錆びて黒ずんでから渋くなります。何なら、もう少し渋く表面を仕上げますよ。今まで銀細工(純銀)をロゴにしているギターは無いですもんね」って。
ム~確かにそう言われればそうだ‥‥銀細工のロゴに決定~♪

ネックヒールの形状も設計時に指定したとおりに仕上げてくれました。
コンパクトに、また傾斜を付けて弾きやすさを追求しました。
しかし、実際弾いてみてどうなのかは定かではないで、強度を少々犠牲にしても形状変更する必要があったのかどうか‥‥これは一種の賭かなあ。

Hols06日高氏より「ここにサインしませんか?」と言われ、このネックヒール部分に「Hols」の名前と自らの名前をサインしました。
ネックとボディを組み合わせれば見えなくなるので、将来ネックリセットするような時にしか拝めないサイン。もう一生見る事ないかもね。

と言うわけで、想像通り‥‥というよりも想像以上の仕上がりに、ただただ、言葉もない私でした♪

さて、私は今回のギター製作を通じて、ただの板切れからこんな素敵な楽器に生まれ変われる「木の神秘さ」をつくづく感じました。

例えば、ギターに使用される多くの木は、100年以上を掛けて深い森に育ち、森と水を守り、そして幾多の生命を育みながら、多くの場合、最後には人の手によって伐採される事で1度目の命を終えます。

その後、木材として家具や建築物、そして楽器へと生まれ変わる2度目の命では、更に数百年をも生き抜く事が出来る「全く不思議な生命体」‥‥もしかして実際の地球の主は我々人間ではなく、「植物達」ではないだろうか‥‥ふと、そんな風に考えてしまいました。

でもそこに介在し、木の寿命を永遠たらしめるのは、「人間の英知と技術と愛情」である事は、言うまでもない事です。

さて、我々人間が今後どのようにして、この危うい自然を守り、共存して行くのか、責任の重大さをひしひしと感じるのです。

こうして、構想から1年半以上を費やし、コンセプト策定、デザイン、材料の選定と入手と、長かったこのオーダーまでの時間的経過‥‥そして具体的に図面通りの材が使用され、組み上げられて、ようやく私と日高氏の血と汗のコラボレーションギター「Hols」として、ここに出現したのでした。

Hidakaroom_2兎にも角にも「嬉しい!」の一言!本当に感無量!

(※上の写真は工房風景:大事なカンナとノミがぎっしり。知る人ぞ知るという工具らしい‥‥)

今後の予定は、鼈甲ピックガードをボディに貼り付け、その上から3回目の塗装を施すとの事。

完成は、9月上旬予定だそうで、本当に待ち遠しいものです。

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2007年8月28日:

再度日高氏と連絡を取りましたので、その後の製作状況について追記します。

①塗装は、ボディ・ネック共に、全て完了したそうです。

②ピックガードは2回目の塗装後に、取り付け完了し、その上から3度目の塗装を施したそうです。

③今週、ネックをボディに取り付けた後、指板インレイ加工を行い、今週末頃に完成。
その後、弦を張り1週間程置き、ボディの変化を観察するそうです。

そして、問題なければ、引き渡しは来週末(9/8頃)の予定だそうです。

現在、自分を追い込んで製作しているそうで、一旦集中が途切れたら集中力を再度高めるのには時間が掛かるらしく、私の訪問は丁重にお断わり戴きました。

早く見たいよ~♪

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2007年8月31日:

今日は金曜日。明日はお休みなのに何故か気持ちが今一歩です。
それは、きっと日高ギター「Hols」に会いに行けないからです。
昨夜、日高氏と電話で話したら、今週末の訪問について、またもやんわりとお断り戴きました。

今、指板のインレイ加工作業の真っ最中らしいのです。
羽根のインレイの切り出しが数枚終わったところ‥‥とのこと。

そして、私の「幾何学的☆」と、日高氏推薦の「リアル調☆」のどちらがこのギターに合うのか?って議論になって‥‥日高氏は「はっちゃんのデザインの方がバランス良さそう」って言ってくれたんだけど、結局は全部のインレイを並べてみてバランス見ないと分からないし、最終判断は日高氏にお任せする事にしました。

「今週末、インレイ作業の手伝いに行きますから見せて!」って言ったんだけど「やっぱり自分でやりますから、来週出来上がったら来て下さいよ」って。
それはそれで、言ってる事は良く分かるんだけど、僕の気持ちも煮え切らないのですよ~♪

一目でいいから見せて欲しいのにな~、日高さん。

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2007年8月19日 (日)

日高ギター製作⑦艶々

7月初旬に訪問した後、約3週間が経過しました。
この頃になると、ネックの製作に掛かります。

2007年7月28日:

そこで、「Kaoru Heaven」の握りを正確に再現してもらう為には、ギターそのものを預ける必要があり、工房へ訪問したのは、真夏の日差しが照りつける暑い日の事でした。
大分市への移動中、「Heaven」は車の荷台でぐったりとして、念のためエアコンをガンガン掛けていましたが、到着まで何事もないか心配でした。しかし、何とか大丈夫だったようです。

さて、新しい我が息子「Hols」は変身しているでしょうか。

<ボディ第一次塗装完了>

Holsは、ボディの第一次塗装が完了していました。
Horus05_2前回は塗装前でつや消し状態だったのが、今回は艶々だあ。ハカランダの木目がなんて綺麗なんだろう。

一般的には柾目が良いと言うけれど、やっぱりハカランダは板目で存在感が発揮されるよなあ。

オリジナルデザインのサウンドホール・ロゼッタは塗装で艶が出て綺麗!「これは押し出しの強い外観が出来てきたなあ~」という印象。全体が組み上がった時には、どんな感じになるのでしょうね。

ネック材は、今では稀少なホンジュラスマホガニーの完璧な柾目材を選定して戴いたとの事です。

日高氏は「もう、これからはこのような良い柾目材は入手不可能です」と強調されて07281 おられたのが印象的でした。

確かにマホガニーは現在、C.F.Martin社でも使えなくなって「ハードウッド」と名前を変えた「ナトー材」等が使われている程の稀少材。本当に感謝です。

残念な事ですが、良質の材は段々とこの地上から消えて行く事でしょう。勿論そうならないように材を消費する我々一人一人が、自然環境、地球環境の保全に真剣に取り組む必要があると考えます。

Horus04_2 しかし、どう考えたって、こういう時代の流れの中で出来るだけ良質なギター作りを希望するなら、早めの取りかかりが良いと思う今日この頃です。

このネックの中に、グラファイト(カーボン)と、スクエアロッドが仕込まれ、とても頑丈な印象。
今は荒削りですが、これから段々とネック本来の形になっていく事でしょうね。

そして、ここで初めて知った事があります。

日高氏は昔、トヨタ自動車のモデリング部門に勤めていたそうです。そこで自動車デザインのモデリング(粘土で自動車の成形)を行っていたらしいのです。
昔の職業柄、人形のモデリング(塗装の勉強)や、シルバーアクセサリ製作(インレイの勉強)を趣味とされているとの事。

07283_2まあ、このように細かく繊細で、とかくセンスが必要な製作物を拝見すると、ギター製作のインレイや塗装等に充分生かされていると考えて良いですね。

写真の「M」のシルバーアクセは日高氏のロゴマークですが、日高氏の提案で、この銀細工を、「Hols」のヘッドロゴにしてもらう事がこの場で決定したのでした。

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日高ギター製作⑥楽器形

<様子見>

4月末に正式オーダーして、2ヶ月以上、工房へは訪問は控えていました。

何故って?日高さんから「暫くギターを作っている事さえ忘れていた方が良いですよ。これだけ決まっていれば後は任せて下さい」と言われたから‥‥という事もあるのですが、8月末の納期に向けて集中して製作してほしくて、出来るだけそっとしておいた方が良いと思ったからです。

しかし、そうは言っても、じっとして居られないのが人間というもの‥‥。

<久々の訪問>

2007年7月8日:

途中経過を見たくてうずうずしていた7月初旬、私は日高氏と連絡を取り、久々に工房を訪ねる事にしました。
この日は、バンド仲間(Kulo)ギタリストの「はるさん」を連れて行きました。
笑顔で迎えてくれた日高氏に促され、工房に入ると、我が「Hols」(Horus)がその威容を表し始めていたのです。

Hols1aまだ塗装前の状態だったのですが、ボディが組み上がっていました。

良い感じのサウンドホールロゼッタインレイ…そして良い感じのハカランダの木目。
私は「Hols」の姿に、しばし感動~ウルウル~。

Hols2_2_2 さて、ありとあらゆる部分の写真をバシバシと撮りました。

オリジナルデザインのロゼッタ・インレイを見て、「デザイン画を描くのはたやすい事だけど、実際に造形するには苦労しただろうな」と‥‥。
指定したとおり、美しいグリーン着色の木を使ってくれていました。

しかし残念だったのは、既にボディが組み上がっており、ブレーシングの写真がまともに撮れなかった事です。

Brother2この時、同時進行しているドレッドノートの兄弟器も発見。サイド・バックに珍しい材を使ったギターです。出来上がったら弾かせて欲しいなあ。

さて、試作品のカッタウエイモデル「JC-CW Moon singer」を、こ の時弾かせて戴きました。

Jccw1 「Moon singer」は、フィンガーピッカー用に少し幅広の指板と薄いネックが特徴です(このギターはこの後、大阪の楽器店に出荷され直ぐに売れてしまったそうです)。いやあ、作りといい、インレイワークといい、レベル上がってますね日高さん♪

一緒に行ったはるさんも、そのギターの作りの良さに感銘を受けていたようです。(写真はMoon singerを弾くはるさん)

はるさんは自動車の部品を作る工場で働く人です。

無塵室での塗装を行う自動車部品に比べ、楽器の塗装環境のなんと簡素な事、愕然としたようです。
こんな環境で、こんなに綺麗なギターが出来るんですね‥‥と。

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日高ギター製作⑤復活

<1年間の充電期間>

あれから約1年の間、私の第一の相棒は「Kaoru Heaven」でありました。

そして幸運な事に、この期間に「Kaoru Crow-3」と出会い、また「Martin HD-7」(7弦ギター)とも出会いました。数々のライブでこのギター達は十分活躍してくれていました。

そんな中、段々と私の心境に変化が現れたのは、一年のうち一番寒い2007年2月初旬の事‥‥1年間の充電期間を経て、自分の中に一つの確信めいたものが芽生えて来たのがこの頃でした。

「自分を見つめ直す時期は終わった。さあ、ギターを作り始めよう」と‥‥。

<ホルスプロジェクト始動>

2007年2月11日:

日高氏に連絡を取り、久々に工房を訪問し、ギターのコンセプトと仕様について打ち合わせを再開しました。

昨年途絶えた「Flying Pyramid案」を発展させ、古代エジプトの神「ホルス(Hols)」をモチーフに、コンセプトを再検討する事にしました。

Holsheadこの日を皮切りに、約2ヶ月半の間、日高氏とは何度も何度も「コンセプト・仕様・デザイン」について、詰め続けました。

時にはひらめきがあり‥時には回り道をしながら着々と理想形へと近づき、4月末の時点では、安定したギターデザインとしての「ホルス(Hols)」が姿を現したのでした。

<ホルスの発注>

2007年4月26日:

4月26日、日高氏へオリジナルギター「ホルス」の正式発注を行いました。

ホルス仕様:
・ボディ形状:ドレッドノート
・トップ:アディロンダック(レッド)スプルース単板
・サイド/バック:ブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)単板
・指板/ブリッジ:エボニー(マグロ=本黒檀)
・バインディング:ハワイアン・カーリーコア
・サウンドホールロゼッタ:アバロン貝(左右非対称2重巻き)※独自デザイン
・ネック:マホガニー1本卓、スクエアロッド+グラファイト(カーボン)
・ネックサイズ:ナット幅43mm(握りはKaoru Heavenと同じに)
・ナット/サドル:象牙
・サドル厚:3mm
・ネックヒール:オリジナルにこだわると共に演奏性を向上する為、斜めに削り落とし。プレート材はボコテ
・エンドピン周り:ボコテ(12mmPUジャック穴対応のデザインに)
・ヘッドプレート:エボニー + カーリーメイプル(※独自デザイン)
・ヘッド裏プレート:エボニー
・ピックガード:本鼈甲 (塗装下に塗り込み)
・ペグ:シュパーゼル(つや消しブラック)
・ブリッジピン:エボニー
・指板インレイ:アバロン貝(※独自デザイン)
・ブレース材:アディロンダック(レッド)スプルース
・ブレーシング形状:マーク・ホワイトブック仕様
※この時点で、デザイン・演奏スタイル・予算を考慮し、カッタウエイを取り止め。

サウンド:
・基本的にフラットピンキング向け、短音の分離も考慮する事。
・強いアタック時にも、音がへたらない事。
・低音:深くよどみなく出る事。
・中音:ふくらみと艶がある事。
・中~高音:キラキラ感、及び倍音成分は多めに。
・全体的に堅過ぎず、柔らか過ぎない適度な音質。
・ボーカルを邪魔しないよう、中音域を若干だけ抑える事。

デザイン:

ギター名:「Hols」(ホルス)→古代エジプトにおける「天空の神」。(「Horus」と書いても正しい)

Horus 「隼(ハヤブサ)」の頭を持ち人間の姿で描かれる神で、瞳を使って朝と夜を明るく照らし、自然の恵みの偉大さを広く象徴している。
その名は「遠方にいるもの」「高みにいるもの」の意に通ずる。

時に「ホルス」こそが主神と見なされる場合もあり、この事から「太陽」の属性をも併せ持つ「太陽と月の両方の力を持った神」。

ギター「ホルス」のコンセプト:

このギターを弾く事で感じたい、または感じてもらいたい事は、この地球と大自然の素晴らしさ、その中に存在するのは小さな自分であり‥‥そして、大きな可能性を秘めた自分である事‥‥それを自覚し、勇気と希望を持って生きて行きたい。
そんな「心に元気が宿るサウンド」を、生み出したいと願いつつ‥‥。

Horuslogo_2 天空の神「ホルス」は、現在「エジプト航空のロゴマーク」となって、世界の空を駆け巡っています。

12フレットにはこの「隼(ハヤブサ)」をデザイン化し、「月に向かって飛び立って行くハヤブサ‥‥そのハヤブサから一片の羽(これを「希望の羽」と名付けました)が、このギターを弾く者の手のひらに舞い降りて来る」というイメージ。

1フレット目には煌々と照る「三日月」=「上弦の月」(ギターを弾く態勢に寝せたときは、下弦の月になります)。

各ポジションには空に散らばる「星々」。12フレットにはハヤブサの姿をした「ホルス神」。以下のフレットには、このホルス神から舞い落ちる「希望の羽」‥‥。

また、サウンドホールロゼッタと、ピックガードで1羽の「鳥」のモチーフをレイアウトしました。(つまり、ロゼッタの尖った部分がクチバシで、ピックガードが鳥の体)
ブリッジ形状も「隼」をイメージし、瞳の部分に「アマゾナイト」の勾玉の埋め込み。
更に、ヘッド形状も猛禽類のクチバシのイメージ。

アマゾナイト(天河石) Amazonite:
Amazoniteパワーストーン「アマゾナイト」の性質は、「夢の実現、精神的に強くなる、ストレス解消、自己表現力の向上、決断力アップ」です。
アマゾナイトは別名「ホープストーン」と呼ばれ、「希望を象徴する石」として知られます。
アマゾナイトのパワー…直感・芸術。
この石の持つ明るい希望に満ちたエネルギーは、持つ人の生活や仕事の現在のレベルを引き上げる為の強力なサポートをしてくれます。

Hols1ヘッド表面のデザインは、右下側は カーリーメイプルによる「巨大な惑星(地球)表 面」、左上側はエボニーによる広大な「宇宙空間」を表しています(左が最終案)。

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日高ギター製作④飽和

<完全なるオリジナルギター>

その後、オリジナルギターの製作案について、自分なりに想像を巡らせていました。
その根底にあるのは「せっかく作るのだから、何処にもない(誰も今まで作った事がない)完全なるオリジナルギター」という考え。

ということで、私はコンピュータで、作画ソフトを使ってデザイン画を描き始めました。

★御注意★ ここで決して誤解して欲しくない事があります。

通常、ギターをオーダーする場合、私のように自分でデザインを考えたりはしないものですし、ギター製作者も中々ここまで受け入れてはくれないと思います。(受け入れてくれたとしても、かなり高額になると思われます)
普通は、ギター製作家に全てお任せした方が、良い物が出来る場合が多いと思います。
あくまで、私は特殊な人間である事を、あらかじめ御理解下さい。

さて、話を元に戻しますと、大分県はやっぱり「かぼす」をテーマに‥‥とか「桜の花」が好きだ‥とか、スケールは大きく「世界地図」とか‥様々なアイデアを考える毎に、そのデザイン化を図ってみる私でした。

Flyingpyramid1 そのうち「空飛ぶピラミッド(Flying Pyramid)」案が自分の中で浮上し、かなりの枚数のデザインを書きました。

そう言えば、私は子供の頃から古代ピラミッドの神秘性に興味がありました。
あんな不思議な構造物はきっと、古代人と交信していた宇宙人と関係があるにちがいない‥‥なんてね。
そのピラミッドが、広大な宇宙空間を飛ぶなんて素敵な光景だと思ったのです。
ヘッドデザインは、丸い地球と宇宙の間で飛ぶピラミッド。まるで「希望への箱船」のように・・・。そこには下弦の月がぽっかり浮かんでいる・・・。

12フレット上のインレイは月と太陽、それに挟まれた形で、まるで象形文字か梵字のように浮かび上がる日高氏のイニシャル「M.h」。

ブリッジ形状は、鳥の「ハヤブサ」のイメージ。 Flyingpyramid2_3
古代エジプトでは、ハヤブサは天空の神「Hols(ホルス)」の化身として崇拝されていました。
こんな感じでピラミッドパワー一杯のギターに仕上げてもらいたいと‥‥聞くと、日高氏も中々の古代エジプト通らしく、この案にはほぼ賛同してくれました。

そういうやりとりを繰り返し、繰り返し、都度日高氏にはメールや電話で相談してデザインを描いて行きました‥‥しかし、考えれば考える程、そのコンセプトは次第に煮詰まって行きました。

私は「このコンセプト・デザインではダメだ、納得出来ない!」と思い始めました。
だって、私の頭の中は考えすぎて既に飽和状態‥‥。
これでは良いギターは作れない‥‥まずは頭を冷やしてからにしなきゃ。

そして、カオルギターのリペアが出来上がる頃には、私の中にある考えが芽生えてきました。

それは‥‥。

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2006年2月18日:

日高氏にリペア依頼した「Kaoru Heaven」が仕上がり、引き取りに行った際、私は日高氏にこの事を相談し、「ギター製作の当面の凍結」を決定したのです。

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日高ギター製作③出会い

<日高氏との出会い>
2006年1月21日:

クロさんが日高氏の所にギターの調整に行くというので、私の「Kaoru Heaven」のネック調整を御願いしようと、便乗して日高氏を訪ねる事にしました。

野球部で有名な鶴崎工業高校近く、閑静な住宅街の一角に「日高ギター工房」はあります。工房とは言っても自宅の部屋を改造しただけの、とても質素な佇まいです。はっきり言わせてもらうと「日高」という表札がもし無ければ、全く工房の所在は分かりません。

Hidaka01この時、私は初めて日高氏とお会いしたわけです。(左の写真は日高氏)

さて、我々は程なく、ギターの音やギター製作の話でうち解け、俄然盛り上がっていました。いくら話しても尽きない程に‥‥。

私のHeavenはネックの逆反りによる弦のビビリがありましたので、日高氏との話しHevenrepair 合いの末、指板の擦り合わせとフレットのうち換えを御願いしました。その際にナットは象牙製へと変更する事にしました。その後、日高さんは兄弟子のカオルさん(Heavenの実際の製作者)に連絡を取って下さり、オリジナルのフレット材にて打ち換えて下さいました(感謝!)。

彼は温厚で控えめ、それでいて、とても気さくな方ですが、私は彼の「ギター作りに対する情熱と、自分の作るギターへのこだわりと自信」に深く共鳴し、「このようなギター製作者は、まずは地元の我々が支える必要があるのではないか」と考えるようになり、彼にオーダーする事を心に決めたわけです。

Hidakacatawayこの時、工房で製作中だったスモールジャンボが良い感じでした。少しなで肩のカッタウエイが新鮮で、「このようにして、ここでギターが生まれてくるんだなあ」と率直に思ったのでした。Hidaka02

また、調整の為に帰ってきた「ドレッドノート」がまた良かったですね。写 真を見て戴くと分かりますが、何とも言えない風格を醸し出しています。

私も最近では、良いギターはその姿を見るだけで、質の高さが分かる気がします。だから、我々はこのような素晴らしいギターを見ると「オーラがある」と称えるのです。

この時私は「彼に作ってもらうとすれば、ドレッドノートタイプにしよう!」と思ったのでした。

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日高ギター製作②噂の人

2004年
<東洋さんのオーダー>

Hidakatoyo01ギター仲間の「東洋さん」(串焼き屋 輝ちゃんのマスター)のHidakaギターが完成したのは、2004年の事だったかと思います。
当時、出来上がったHidakaギターの艶のある音色と、そのサイズには似つかない大きな音量に感銘を受けたものでした。

<三ヶ尻さんのオーダー>

Hidakamikajiri01こちらもまたギター仲間、大分のヨン様こと「三ヶ尻さん」オーダーのMJ-CW(SM-CUSTOM)の「COZMO(コズモ)」。
その素晴らしい仕上げと、細かなインレイワークには脱帽。
デザインは「ビッグバン」をモチーフに、指板上には惑星達がインレイされています。
イングルマンスプルースとローズウッドサイド・バックのどっしりとした音に裏打ちされたバランスの良い鳴り。
「素晴らしい」の一言でした。

<日高氏とニアミス>

Terubohnen01おそらくこの年の暮れの「輝ちゃん忘年会ライブ」に、山ちゃんとクロさんと一緒に参加した時だと思うのですが、日高氏が東洋さんのギター調整の為に来店されて直ぐに帰られたらしいのです。

その後、先程帰られた方が日高氏だったと知り、挨拶できず、とても残念だったのを覚えています。
暗かったのでよくお顔は拝見しませんでしたが、「そう言えば凄く背の高い人が居たなあ」という第一印象。
結局、まだこの時点において、出会いは達成されないままでした。

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2005年
<クロさんのオーダー>

Hidakakuro01クロさんが、東洋さんのギターを痛く気に入り、日高氏に自分のギターをオーダーされました。

クロさんは元々、マホガニーサイド・バックのギターがお気に入りなのですが、オーダーしたのはローズウッドサイド・バックとは、「ウ~ムどんなギターだろうか」と私は興味津々。  
そして出来上がってきたHidakaギターは、正に納得の素晴らしい出来映えでした。
音は、「ローズとマホの良いとこ取り」って感じで、「これはクロさん好みだなあ」と思った次第です。Kulo11_5

その後、弾き込む程にそのレスポンスを増し続けるHidakaギター。今ではその澄んだ 深みのある音は誰が聞いても「良い音!」に育ちました。

これは、クロさんから聞いた実話ですが、クロさんは檀家さんへの法話の際にギター演奏を交えるらしいのですが、初めて檀家さんの前でHidakaギターを演奏した時の話です。
ギターの事を全く知らないお年寄りが「今年のギターはいい音がするねえ」と言ってくれたそうです。
クロさんが既に持っていたギターは、「Martin D-18V, Gibson J-45等」蒼々たる有名メーカーのギター達。
ギターの音に素人の方が聞いても、それら名器よりHidakaギターの音色の方が良いと感じるとは‥‥それも今では、結構納得行く話です。
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2007年8月18日 (土)

日高ギター製作①イントロ

<イントロダクション>

Hidakalogo_2 我が大分県には、愛媛のシーガル(Seagull)弦楽器工房を主宰する「塩崎雅亮氏」の元で修行された「日高雅樹氏」がギター工房を構えていらっしゃいます。

Seagullと言えば、日本の個人ルシアーの草分け的存在であり、有望な若手製作家を育成されてきた事でも知られています。
その門弟の代表として、数年前から脚光を浴び、今や世界的にも名を馳せる熊本でカオルギターを製作する「中島 馨氏」が存在します。
また、その弟弟子として、大分でギターを生み出し続ける「日高雅樹氏」、Fellowギターの「高崎和義氏」がいます。
塩崎氏は、最近「M.Shiozaki」ブランドを立ち上げられており、既成概念に捕らわれずに挑戦し続ける姿は、まさに一級の証。
それが多くのプロミュージシャン達や、ギター製作家達に尊敬され続ける所以なのです。

シーガル弦楽器工房:http://www.nmt.ne.jp/~smaeda/Seagull/

上記ホームページURLの「Factory」の項目をクリックすると、工房風景の中に日高氏と高崎氏が写っています(おそらく5~8年位前の写真じゃないでしょうか)。日高氏は背が高い(おそらく185cm位かな?)ので、きっと尊敬する師匠に気を遣って膝を曲げ気味に写っているのだろう等と想像します。

さて、数年前独立されて以来、大分の地でそのギター製作の腕を磨き続けてきた日高雅樹氏。

今回はその日高氏を御紹介すると共に、私が日高ギターのオーダーに至った経緯と、その経過をレポートするものです。
このレポートをお読み戴き、「日高氏のギターを手にしたい」と仰る方が一人でも増えるならば、これ程幸せな事はございません。
何せ、大分に住むギターを愛する者として、この地元大分で末永く素晴らしいギターを生み出し続けて戴きたい‥‥それが我々の心からの願いだからです。

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2007年8月17日 (金)

MIXI「はっちゃん」のページ♪

Mixi(ミクシィ)の名前は、皆様もどこかでお聞きになった事があると思います。

Mixi_3 90万以上のコミュニティ(サークル)、560万人以上の参加者、1日2億アクセスという圧倒的な規模を誇る、国内最大の無料のソーシャルネットワーキングサイト「Mixi(ミクシィ)」。
私はミクシィ上にて、日記その他公開しています。

ミクシィのアカウントを持っている方、下記をクリックして覘いてみて下さいね\(^_^)/

ミクシィ「はっちゃん」のページへGO!

さて、僕は今まで純粋に音楽を愛する全国の人と友達になりたくて、「ミクシィへの御招待」を謳って参りましたが、見ず知らずの人をブログ上などで募集などして、ミクシィへ御招待することは「ミクシィの規約違反」と分かりました。

ついては、今後は見ず知らずの人をミクシィに招待する事を止めたいと思います。

何卒御了承下さい。

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※「閲覧キー」のおしらせ。

MIXIの「フォト」欄の「カオルギター閲覧キー」は「1234」です。

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夢の旅路(Kulo)

私が参加するバンド「Kulo(クロ)」のプロモ用に「夢の旅路(ショートバージョン)」を先日収録しましたので、よろしければ、御試聴下さい。
収録当日のお寺の境内で鳴く「蝉」の声が、この季節を物語っていてリアルでしょう?

Yumeno1★「夢の旅路」ビデオ無料視聴 

映像ファイルは「フラッシュファイル」。表示された画面の画像をクリックすると再生が始まります。大きく表示したい場合には、画像右下の四角い「拡大マーク」をクリックして下さい。もし、表示されない場合は、プラグインソフト「Flash Player 7.0」以上が必要です。お持ちでない方は、こちらからダウンロード(無料)してインストールを御願いします。

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【夢の旅路】(ノーマルバージョン) 詩・曲:はっちゃん、演奏:Kulo

痩せた靴音コツコツと ねぐらへ続く坂道を
君と歩いたあの頃の 約束さえも忘れかけてた
今は走り続けるだけさ  広い都会のまんまん中で

風の中へ 星の中へ 時の中へ 夢の中へと続く
行く先の見えない旅で  錆びついた心の扉よ

夜ふけの時計コチコチと 朝に急かせる子守歌
この生き方の歯車を  無理に回せば ちぎれる夢よ
山も川もそぼ降る雨も   かかる我が身を叱るものかな

風の中へ 星の中へ 時の中へ 夢の中へ広がる
ぼんやりと見上げる空に 一条の虹の架け橋よ

道標なき時空を越えて 熱き想い呼び覚まし
砕け散った生きゆく力  もう一度この手につかもう

風の中へ 星の中へ 時の中へ 夢の中へと走る
過ぎ去れば懐かしき日々 遙かなる夢の旅路よ

風の中へ 星の中へ 時の中へ 夢の中へと走る
過ぎ去れば懐かしき日々 遙かなる夢の旅路よ
遙かなる夢の旅路よ

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山ちゃんの結婚Party♪

8月11日(土)は、山ちゃん、かおりちゃんの御結婚パーティーをプレイヤー楽器店のライブスペースAco Place(アコプレイス)で開催しました。

友人達と山ちゃんで計画し、新婦のかおりちゃんには内緒(サプライズパーティーとして)で進めてきたものです。

かおりちゃんや対外的には、当日は「パーティー形式のライブがある」と言う事にして、パーティーが始まるまで気付かれないようにするのは、結構至難の業だったわけで‥‥でも、皆の連携が良かったのか、最後まで気付かれずに済みました(冷や汗)。

Yama01_2「結婚行進曲」が店内にババーンと流れ始めて、これが結婚パーティーと判明してからも、かおりちゃんには何が起きたのか理解できず、白いベールを頭に乗せられてからも暫くの間はボーゼン自失。

でも、その目からは大粒の涙がぼろぼろ‥‥と。

新郎の山ちゃんは、彼女の為に作ったオリジナルのラブソング「Kerry」を熱唱、これは「愛」がこもってるから、やっぱり感動ものだよね。

Yama03_2また、Kuloからのサプライズとして、今回お二人の為に作ったオリジナル曲「明日へ の扉」が演奏され、常連のミノルくんからもお二人の為のオリジナル曲、またかおりちゃんのお友達の方々のハンドベル演奏の音色は素晴しかった。

また他の来場者の方々から、其々に心のこもった歌と演奏でお二人を祝福しました。私と言えば最初から最後までデジカメを持ってウロウロ‥‥ビデオの前をさえぎるさえぎる‥‥ビデオ係の方、御迷惑をお掛けしました。

さて、友人達から贈られた、其々が趣向を凝らした手作りの結婚パーティーは、やっぱり感動のレベルが違います!お二人にとって忘れられない1日になったようです。

Yama02_2彼女は一流のピアノの先生。音楽の溢れる楽しいご家庭を築かれる事でしょう。お 二人とも末永くお幸せに。

プレイヤー楽器店のライブスペース「Aco Place」は、気軽に格安でライブができるスペース。私のオススメです。中津市近郊でバンド活動をされている方、是非利用されてみては如何でしょうか。詳しくはプレイヤー楽器まで

プレイヤー楽器HP: www.player-jp.com

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2007年8月16日 (木)

MAPはバンドの味方!

MAP (マップ・東九州音楽振興会) は、東九州地域におけるアマチュアの音楽活動を支援しています。学生~中高年まで年齢は問いません。
山ちゃんが主宰し、私は広報担当です。

Maplive活動は、定期的にアマチュアのライブを開催したり、ギタークリニックや、レクリエーション等も開催しています。
楽器演奏に興味ある方は、下記URLをクリックして「MAP」の紹介欄を御覧下さい。

楽器が下手だって良いのです。
興味と情熱さえあれば、何とかなるものです。


Map2 さあこれから先は、音楽を通じて楽しい人生を見つけませんか? きっと新しい出会いや、素晴らしい発見があるはず。
MAPは、あなたの参加をお待ちしています!
 

MAP事務局
http://www.player-jp.com

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★掲示板★気軽にカキコ!

★「アコラク」掲示板はここをクリック!★

アコギの事、バンドの事、その他諸々何でもカキコして下され!またブログの感想等の足跡も残して下さい。よろしく御願いします。

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2007年8月15日 (水)

吉川 忠英 ライブ情報!

Yoshikawa 皆さん、プロアコースティックギタリスト「吉川 忠英」さんを御存じでしょうか? 御存じの方は、結構ギター通ですかね。

じつは、10月26日(金)に、中津市内で「吉川 忠英」アコースティックギターライブを計画しています。
「吉川 忠英」と言えば、コンポーザー、アレンジャーとして、ユーミン、夏川りみ、福山雅治、加山雄三、南こうせつ、森山良子、小椋佳等の数多くのアーティストと競演、また作品を提供している方です。

中川イサトや石川鷹彦等と共に日本を代表するアコースティックギター・プレイヤーであり、世界屈指のギターメーカーである「C.F.Martin社」が、日本人初となる「Chueiシグネチャーモデル」を発売した事でもその名声は揺るぎない物があります。
さて、今年還暦を迎える吉川忠英氏は、その名声の反面、見た目は子供が大好きなとても気さくなおじさんです。
きっと、駅ですれ違ったとしても判らないと思います。
その人間性に触れられるのも、この小さなライブの醍醐味です。
こんな小さな街のこんな小さなスペースに来て戴ける事は、我々ギター好き人間にとってこの上ない喜びです。
というのも、彼にとってこの九州ツアーは「この1年頑張った自分への御褒美」であり、営業では得られない「癒し」を求めてお越しになるからです。
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あの福山雅治が、信頼を寄せる男…。夏川りみも…そして矢井田瞳も…。
彼らがリスペクトしてやまない、トップミュージシャン達の音楽活動を支えているミュージシャン…日本屈指のアコースティックギタリスト、吉川忠英。
1971年、伝説のフォークグループ、ザ・ニューフロンティアズのメンバーとして、日本人のバンドでは初の快挙となる全米デビュー。
その後、数多くのヒット作品に参加。
まさに日本のポップスをギターで支えてきた男。

来年還暦を迎える忠英だが、彼にしか出せない音に、ミュージシャンからのオファーが殺到。

「今までギターのおかげでいろいろな仲間に出会えた。ギターに感謝せずにはいられません。」

忠英だけが、なぜモテるのか?果たしてそのギター術とは?音楽の源泉とは?吉川忠英の魅力とは?


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アコギの鉄人「吉川忠英」が奏でる素晴らしいアコースティックギターの音色と、プロのテクニックを目前でじっくりと感じることが出来るチャンスはめったに有るもんじゃありません!
10月26日の花金は、吉川忠英ライブで決まり!

チケットは一ヶ月前位から発売する予定ですが、スペースの関係で40~50名様程で満席になると思われます。
御興味ある方は、お早めに私宛に予約の連絡を下さい。
「吉川 忠英ライブ」の詳細は、下記の通りです。

吉川 忠英 アコースティックギターライブ
10月26日(金) PM7:00~
チケット前売り \2,500 (40~50名様で満席予定)

場所:武庵「花福」敷地内の蔵造りギャラリー茶房「月蔵」にて。
★花福情報URL
★吉川忠英オフィシャルサイト  (直接リンクすみません)
★吉川忠英御紹介Yamahaサイト (直接リンクすみません)
★Martin 吉川 忠英シグネチャーモデル情報 (OO-18DBCY)  (直接リンクすみません)
マーティン・フリーク納得の14フレット・ダブルオゥ・サンバーストのディープ・マホガニィ・ボディ、シャープなコーナーを持つスクエア・スロッテッド・ペグヘッド!
まさに吉川忠英とディック・ボークならではのセンスがにじみ出た極上のスモール・マーティン。
オプションでシングル・カッタウェイとOMスタイルのスモール・ピックガードが選べる。
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はっちゃんのバンド紹介

はっちゃんのバンド活動について御紹介!
現在2つのバンドで活動中です。

「今日もラーメン」 デュオ

Kyorah2_2豚骨ラーメン大好きな(笑)アコースティックギターデュオ・・・と言われていますが、バンドネームの由来はちょっと違う所にあります。

商社の仕事柄、外国人と仕事をする事が多いはっちゃん。

ドイツ人と3週間みっちりと仕事をした時、たまたま昼飯に「豚骨ラーメン」を食べさせたところ、妙にはまってしまったようで毎日毎日ラーメンを希望。
夕食でも食べたいとの事で、2週間経ったところでもううんざり‥‥(^_^;

ちょうどその頃、このバンドを組んだばっかりで、バンド名を考えてた時でした。
その話でやたら盛り上がって、いくらラーメン好きだと言っても「今日もラーメンかよ!」と僕が放った言葉。

相棒の山ちゃんがその響きが面白い!ってことで、めでたくバンド名に♪

「今日も」の「も」に、あきらめと哀愁が漂う名前だったりする(^^ゞ
意外と気に入って使ってま~す\(^o^)/

活動拠点は、大分県中津にある「プレイヤー楽器」のライブスペース「Aco-Place(アコプレイス)」が中心。

プレイヤー楽器:
http://www.player-jp.com

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「KULO」 アコースティックユニット

Kulo61s2006年6月、NHKテレビから出演依頼されたクロさんの呼びかけで、3つのバンドから1人ずつ集まったユニット。

「今日もラーメン」のはっちゃん。
「遊々バンド」のクロさん。
「エレクトリック・レディ・ランド」のはるさん。

テレビ出演の時は、セッション的意味合いがあったので、それぞれのバンドの一文字を取り「今日も遊々らんど」と名乗りました。

しかし、バンドとして定着するにつけ、短く「KULO」 (クロ) = Kyomo Uu Land Oisans = 今日も遊々らんどおいさんず) と略す事にしました。

この辺りの方言で、オヤジの事は「おいさん」と呼びますので、3人寄れば「おいさんず」になる。
また、
「クロ」はバンドリーダーのクロさんの事でもある。

更に言うなら、外国の方が発音した時、「KURO」だと、「R」は舌を巻き込むから「クゴ」に聞こえる。

「L」だと日本語の「クロ」に近いんですよ。(仕事柄、この辺気になるので‥‥)

現在は、ベースのカドちゃん、キーボードのサトちゃんをサポートメンバーに加え、5名で活動中です。

活動は幅広く、中津市、大分市、別府市を中心に福岡県東部、大分県各地のライブハウス、病院、寺院、イベント等に出演しています\(^o^)/

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アコギの楽園オープン!

アコギ好きの、アコギ好きによる、アコギ好きのための出会い系ブログ「アコギの楽園」オープンです

Rakuen1l_3

アコギ好きの皆様のお越しをお待ちしております。

アコースティックギターが好きで好きで仕方ない今やオジさんのこの僕が、独断と偏見であなたに贈る思い入れWebサイトです。

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